• りゅうえい健康通信―ツボ療法 頭痛、めまい、鼻血などに有効なツボ !!「懸鍾」

    自律神経系の弱い方は、のぼせて頭痛やめまい、鼻血に悩みます。そんな方にご紹介したいのが、懸鐘という名のツボです。

    このツボは外くるぶしに指を当てて、膝の方向にこすり上げていくと、骨の存在を感知できなくなるところにあります。ですから、絶骨という別名があります。なんと的を得た呼び名なのでしょう。漢字の妙を感じさせます。

    日頃私達針灸家は、このツボが足にあるので、坐骨神経痛、脳卒中の片マヒ、足の痛み、歩き疲れといった病気や症状に汎用しています。ただ、のぼせが根底にある場合、頭や首、肩の症状が主訴であってもこのツボを使います。例えば、先に述べた頭痛、めまい、鼻血は勿論のこと、扁桃腺炎、中耳炎、首肩のこり、寝違い、結膜炎等です。

    その他にも面白い活用法として、鼻腔の乾きがあります。通常鼻腔は鼻水によって潤っています。ところが、年をとったり、虚弱な人が風邪をひいたりすると鼻腔がカラカラに乾いてしまうことがあります。懸鐘はそんな鼻の乾きに卓効があるのです。

    漢方では、この状態を病邪が表裏あるいは身体の側面に居ついている少陽病期と呼んでいます。口の中がねばついたり、白い苔がついたり、脇腹が張ったりといった症状もあらわすことが多いのです。いずれにしろ、体力が弱くなった時にあらわれやすいようです。

    ●効能

    頭痛、めまい、鼻血

    ●ツボの場所

    外くるぶしに指を当てて、膝の方向にこすり上げていくと、骨の存在を感知できなくなるところにあります。

    ●やり方

    指圧でもかまいませんが、あまり強く押すと、後で痛みがでることがあります。 指の腹で軽くこするくらいが良いかもしれません。

  • りゅうえい健康通信―食養生「金針菜」 あらゆる不眠症に効果的!

    金針菜は古くから心のうつを取り去り、良質な睡眠を約束するというゆり科の薬用野菜です。金針菜の名前は花のツボミが黄色く、針のように鋭いところに由来しています。実は薬用に供されるのは茎や葉ではなくこの花なのです。ホウレン草の20倍といわれる豊富な鉄分をはじめ、各種のビタミン類、フラボノイド類、メラトニン様物質等、他の花にはみられない有効成分が含まれているのです。中国では、嫌な事があってイライラしたり、クヨクヨしたりしてなかなか寝つかれない時、さかんに金針菜の煎じ汁を飲んでいます。金針菜の効能は日本でも注目を集め、最近、大学等の研究機関で詳しく調査されました。その結果、金針菜には自律神経系やホルモン系を調節して精神を安定させたり、不眠を改善させたりする作用があると判明したのです。

    臨床に用いた医師は、「なかなか眠れない、寝てもすぐ目が覚めてしまう等、ひと口に不眠と言っても、その症状は多種多様。しかし、自律神経を整えることで不眠を解消する金針菜は、全ての不眠のタイプを改善します。特にホルモンと身体が密接に関係し、普段から自律神経の乱れやすい女性には効果的。更年期障害に伴う不眠はもちろん、月経前緊張症の神経の高ぶりからくるイライラ・不眠等には最適。」と、具体的に説明してくれました。

    最後に飲み方ですが、就寝の30分から1時間前に、3~5g程度煎じた汁を飲むようにします。味に抵抗のある方は、お湯や牛乳に溶かして飲むと良いでしょう。飲んだその夜からよく眠れた人も多く、速効性も期待できます。そうでなくても、2週間から1ヶ月継続すれば、眠りが安定してきます。既に睡眠薬を飲んでいる人も、少しずつ睡眠薬の量を減らしても、眠れるようになります。眠れないからと、毎晩お酒を飲んで、アルコール依存症になってしまう人がいます。不眠にアルコールで対処することだけは、絶対に避けて下さい。睡眠薬に抵抗を感じるなら、金針菜を、まず試してみてはいかがでしょう。

  • りゅうえい健康通信 ツボ療法―腰痛・背中の痛みに有効なツボ!!「委中(いちゅう)」

    膝の関節の裏にできる横シワの中央に、委中という名のツボがあります。古くから〝腰背、委中に求む〝と言われているくらい腰痛にはよく効きます。

    中国ではこのツボ付近の血管に鍼を刺し、少量の血をとる治療を行っていますが、鍼や指圧でも十分に効果があらわれます。ただし、少しコツがいります。つまり膝を曲げた状態で鍼するなり指圧するなりします。

    腰が痛む時は、委中を指で押さえるととても痛く感じます。鍼や指圧をして、この圧痛がやわらぐと腰の痛みが軽くなるのを実感できます。その他、委中の効能としては、痔や高血圧、脳出血があります。

    ●効能

    腰痛、痔や高血圧、脳出血

    ●ツボの場所

    膝の関節の裏にできる横シワの中央

    ●やり方

    膝を曲げた状態で親指で指圧します。

  • りゅうえい健康通信ー胃腸の疲れ・不調、膝の痛み、坐骨神経痛などに有効なツボ!!「陽陵泉(ようりょうせん)」

    低気圧が上空を横切ると、その影響が身体にもあらわれます。ワゴトニーと呼ばれる副交感神経緊張症の方は、敏感に反応してしまいます。

    恐らく、低気圧が副交感神経を刺激し、血圧の低下からの血流不全や、ワゴトニー体質の悪化を呼ぶのでしょう。副交感神経はリラックス神経という別名がありますので、この緊張は身体に良い影響をあらわすと信じきっている人が多いと思いますが、そうとは限りません。

    消化器系の弱い方には悪影響の方が強いかもしれません。胃腸の運動は副交感神経が興奮する事により高まります。つまり、過剰な副交感神経の緊張は、胃腸の蠕動運動を亢進させたり胃酸の分泌を活発にさせたりします。これが高ずれば、胃十二指腸潰瘍や激しい下痢を起こす可能性が高くなるのです。

    そんなワゴトニー体質の方に役立ててもらいたいツボが「陽陵泉」なのです。このツボは古くから胃腸の運動を調整することが知られています。また、近代のお灸の大家である沢田健氏も盛んに「陽陵泉」活用し、多くの胃十二指腸潰瘍の患者を治したと言います。

    胃腸の出血や傷をすみやかに治すばかりか、顔面麻痺やオリモノまで改善すると言っています。面白いことに眉毛を濃くすることも出来るそうです。また、中国では、膝の痛み、坐骨神経痛、肝炎、胆のう炎、寝違いなどにも応用して効果をあげています。

    ●効能

    ①胃腸の疲れ、不調

    ②膝の痛み

    ③坐骨神経痛

    ●ツボの場所

    下腿の側面で膝の直下にあります。腓骨小頭という丸く飛び出した骨の1cmぐらい下にあります。押して痛気持ちいい場所がそうです。

    ●やり方

    1日2~3回、1回10分程度強めに、痛気持ちいいくらいの強い刺激をいれます。

  • りゅうえい健康通信ー消化器系疾患に有効なツボ!!「三里(さんり)」

    三里というツボは手にもありますが、通常三里といえば、足にあるツボをさします。昔、長旅をする前に三里に灸をしたそうです。三里の灸は脚力を強め内臓の働きを活発にするからです。かの有名な松尾芭蕉は奥の細道紀行の中で上野の屋敷を出発する前に三里に灸したと記しています。又、道中でも”もも引の破れをつづり、笠の緒付けかえて、三里に灸すゆるより松嶋の月先ず心にかかりて”と俳句の中でも三里の名を挙げています。その他、知る人ぞ知るですが、駿河の国の住人の万平さんは、三里に灸をして243歳まで長生きしたそうです。真偽の程は別にして、三里に定期的に灸をすれば、健康的な毎日が送れるとともにかなり長生きできるはずです。三里の科学的研究は、明治の時代からはじめられています。お灸博士と呼ばれた九州大学医学部の原志免太郎医師は灸をすると、

    ①白血球の数が増える。

    ②白血球の遊走速度が増加する。

    ③白血球の貪食能力(病原体を食べる能力)が向上する。

    ④赤血球やヘモグロビンの量が増える。

    ⑤血液の凝固時間が短縮する。

    ことを確かめました。①~③は免疫機能を増強するということで、細菌やガンから身を守ってくれることです。④は身体全体を強化してくれるということです。ヘモグロビンは新陳代謝にもっとも必要な酸素をはこんでくれるからです。⑤は副腎皮質ホルモンの活性が高まるということで、ストレスやアレルギー反応から身を守ってくれるということです。原先生は、自ら三里に灸をして、100才を過ぎても現役で診療にたずさわり、108才で大往生したのでした。先生は”常日頃私が元気なのは三里に灸を続けているから”と周囲の者に話していました。その他、京都大学の駒井一雄先生は昭和のはじめ、三里に灸をすると、胃腸が急に動き出すことを医学会に発表しています。胃腸のバリウム検査で発見しました。駒井先生は、この論文で博士号を取得しました。ではどのような病気に効果があるかといいますと、

    ①消化器系疾患(胃腸炎、胃十二指腸潰瘍、胃下垂、胆のう炎、肝炎等)。

    ②循環器系(高血圧、心臓病、脳卒中の予防)。

    ③泌尿器系(腎炎、膀胱炎、前立腺肥大)。

    ④精神神経系(頭痛、不眠、神経症)。

    ⑤のぼせ、足の冷え、頭痛,肩こりといった日和見的な症状。

    大いに三里に灸や指圧をしようではありませんか。 詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。

  • りゅうえい健康通信ー緑内障、眼底出血などの目症状に効くツボ!!「沢田流合谷(さわだりゅうごうこく)」

    最近目の不調を訴える方が増えています。なかでも緑内障や眼底出血は失明につながりますので、病んでいる方にとっては深刻な問題となっています。

    緑内障は角膜の後ろにある、房室の圧が高まって、それが視神経を圧迫して視野狭窄を起こす眼疾患です。眼科の治療としては、房室の水分の流入を抑制させ眼圧を下げるβ遮断点眼薬や房室の水分の排出を促進させ、眼圧を下げるα刺激点眼薬が使われています。ただ、極端に眼圧が高い方にはしっかりした効果がみられますが、日本人に多い正常眼圧緑内障には過度な期待はできません。眼底出血も止血剤や出血止め、血管の強化を目的としてレーザー手術が行なわれていますが、度重なると失明はまぬがれません。

    そこでご紹介したいのが、沢田流合谷というツボです。通常の合谷は手の親指と人差し指をくっつけるとその間にできる肉の盛り上がりがその中央に位置します。この盛り上がりを山に例えると沢田流合谷は肩方向に下ったふもとにあります。指で押さえると動脈の拍動を感じますので、誰でもわかります。このツボは沢田健という針灸の大家が発見しました。この沢田流合谷が緑内障や眼底出血に奏功するのです。恐らく反射的に脳の血管を広げて血流を良くするのでしょう。目の血管は脳を巡る血管の分岐ですので、目の血管も拡張して、血流がよくなるのです。そのため房水の出入りが改善されたり、網膜ににじんだ血液を引いてくれるのです。

    当院でも多くの緑内障や糖尿病性の眼底出血の患者さんに施術してほとんどの方に効果がでています。

    ●効能

    緑内障、眼底出血などの目疾患

    ●ツボの場所

    親指と人差し指をくっつけてできる肉の盛り上がりから、手首へ向かって降りた辺り。動脈の拍動が触れるところ。

    ●やり方

    爪楊枝で日に何回か刺激する。または、自宅用の千年灸で一日一回すえる。

  • りゅうえい健康通信ー食養生 「イチョウ葉エキス」頭痛、めまい、耳鳴り、目の疲れ、物忘れ等の不調の改善に効果的!!

    イチョウの葉から抽出されたエキスがヨーロッパでは医薬品として利用されています。もっとも、薬用に供されるのは緑の扇、つまり春や夏のイチョウの葉です。

    <イチョウの葉の薬効>

    イチョウの葉の薬効は今から25年ほど前、ドイツの医師により初めて報告されました。その後ヨーロッパ各国で科学的な分析と実験を重ね、人体への有効性を明らかにして医薬品としての実績を持つようになりました。イチョウ葉の薬効成分のうちで、特に注目されるのはフラボノイド類とテルペンラクトンです。フラボノイド類はイチョウの葉の色素ですが、毛細血管が固くなるのを防いだり、動脈を拡張して血液の流れをよくします。又、苦味成分のテルペンラクトンには抗血小板活性化作用という血液凝固を防ぐ働きがあります。これは血液系の病気を考える時、大変重要な意味があります。脳や心臓に栄養や酸素を運ぶ大切な血管が血の塊で塞がれてしまうと脳梗塞や心筋梗塞といった命取りの病気が発生しますが、イチョウの葉エキス中のテルペンラクトンが血液をサラサラに変えてくれるので、大事に至らないで済むということなのです。勿論、天然物ですので、ゆっくりではありますが、できてしまった血塊も溶かしてくれます。 このようにイチョウ葉エキス中のフラボノイド類とテルペンラクトンが相乗的に人体に作用すると、脳循環不全からの頭痛、めまい、耳鳴り、目の疲れ、物忘れ等、末梢循環不全からの肩こり、冷え性、手足腰の痛みやしびれ等の中高年齢者だったらほとんどの方が悩んでいる症状の改善に役立つのです。その他に最近、イチョウ葉エキスには強い抗酸化作用があることが判明して、酸化が原因とされるアルツハイマー性痴呆、パーキンソン氏病、糖尿病等に臨床応用されています。中国では、イチョウ葉エキスに他の生薬エキスを加えた注射薬をつくり、狭心症や高血圧症、抗コレステロール血症に多くの有効例を認めています。

  • りゅうえい健康通信ー生殖器や泌尿器の病気,婦人科疾患に有効なツボ!! 「三陰交(さんいんこう)」

    三陰交は、生殖器や泌尿器の病気に頻繁に使われます。特に婦人の三里と呼ばれるほど、生理痛、生理不順、子宮内膜炎、更年期障害等の婦人科疾患に卓効します。その他、膀胱炎、腎臓病、あるいは前立腺炎、前立腺肥大、精力減退にも効果があります。このツボは下半身や下腹部の血液の流れを良くし、冷えを取る作用があります。ですから、十分な酸素や栄養を与えられ、かつ老廃物を効率良く取り除かれた生殖器や泌尿器の機能は向上し、病気を寄せ付けなくなるのです。私の恩氏であり、元東洋針灸専門学校の校長だった石野信安先生は、この三陰交に灸をして、多くの産婦人科疾患を治していました。

    先生は、「不妊は男性にも原因はあるが、最近急増しているのが子宮の冷えです。三陰交に灸をして、子宮の環境を良くし受精卵が成長しやすいようにすれば子供は出来る」と言っていました。又、先生は、「三陰交は安産にしたり、逆子を正常位に戻したりする作用もある」とも言ってました。子供を授かりやすくし、しかも安産を促す三陰交、女性の三里と言われても不思議ではありません。ちなみに、先生は産婦人科医で石野医院の院長でもありました。すでにお亡くなりになってしまっていますので、今はご子息の石野省吾先生が後を継いでいます。

    石野信安先生は、漢方薬の講義中たびたび恩氏の森道伯先生(漢方の大家)の思い出話をしていました。よほど尊敬していたのでしょうか、次第に感極まって涙でメガネをくもらせていました。それを見て、私達生徒も目を赤くする、何と先生も生徒もなにわぶし的人間なのでしょうか。

    詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。

    ●ツボの場所

    内くるぶしの上3寸、脛骨内側縁の骨際の所

  • りゅうえい健康通信ー食養生 「日本食(アジア食)」に関心を!

    以前から、どんな物を日常食べるかによって、病気にかかる率に差が生じてくることがいわれてきました。前立腺癌にかかる率は中国人が1.8%なのに比べて、アメリカ人では53.4%である。

    ところが前立腺癌にかかる率の低いアジア系の人がアメリカに移住すると、そのかかる率が高くなってくるのです。こうした現象のおこる原因は、食事内容の違いにあるのではという報告がオーストラリアでなされました。

    ムラサキツメクサの抽出物を用いて、前立腺癌の患者の癌細胞に対する影響を調べたのです。この植物の抽出物を食したグループと、食さなかったグループについて、前立腺癌の手術後の癌組織を比較しました。

    すると抽出物を食べたグループでは、癌細胞の25%にアポトーシスがおきていました。他方食さなかったグループでは1.5%だったのです。アポトーシスとは、細胞の自己死(自殺)と称されている現象で、例えば、受精卵から1つの個体が完成していく際、必要な細胞が残り、不必要な細胞が消えていく時などにみられる極めて重要な現象です。ここでは、そのアポトーシスがムラサキツメクサの抽出物によっておきたのです。癌細胞全体にアポトーシスがおこれば癌は治るということになります。

    さて、ここから、アジア人の方がアメリカ人より、なぜ前立腺癌にかかる率が低いのかということになるのですが…。ムラサキツメクサの抽出物にはバイオチヤニン、ダイゼン、フォルムオノネチン、ゲニステインのイソフラボン類が含まれているそうで、こうしたイソフラボン類がアジアの食事には普通に含まれている。

    他方、アメリカで普及している大豆イソフラボンにはこれら4種が全て含まれているわけではない。即ち、イソフラボン類の質の差(これは、食事の違いから来ていることになるのです)。この違いが前立腺癌にかかる率の差となってあらわれているのではないかと説明しています。 敗戦後、このかた日本の食事内容(食習慣も含めて)は大幅に変わり、欧米化しました。これにつれておこってくる病気の種類も変化し、和食の効用、即ち伝統食の再評価がおきました。ですが、伝統食への認識はまだ不十分のようです(もっとも、現時点ではまず食材に存在する残留農薬などの方が問題なのかもしれませんが)。

  • りゅうえい健康通信ー冷え性、インポテンツ、不妊症、高血圧、腎臓病などに効果的なツボ!! 「湧泉(ゆうせん)」

    秋の風を感じる季節になりました。これから日に日に夕暮れも早くなり、朝晩は一段と肌寒くなってきます。そろそろ夏の疲れも出てくる頃だと思います。

    そこで今回紹介するのが湧泉というツボです。

    湧泉は足の裏にあって、読んで字のごとくエネルギーが湧き出ている泉のようなツボです。このツボを上手に刺激すると身体全体のエネルギーレベルがアップして元気になってきます。当然熱エネルギーが生産しにくい冷え性には卓効します。

    その他、インポテンツ、不妊症、痴呆症、うつ病、神経症、頻尿、喘息、腰痛、頭痛、めまい、高血圧、腎臓病などに効果があります。身体全体のエネルギー代謝を亢進させるので、色々な症状や病気に効いても不思議ではありません。青竹踏みといったものもありますが、刺激をツボに集中させた方が効果的です。

    是非、次の方法を行って下さい。

    ●効能

    体全体のエネルギーアップ、冷え性、インポテンツ、不妊症など

    ●ツボの位置

    足の裏側で、親指から踵を三等分して、親指から三分の一の所、足裏中央。(イラスト参考)

    ●やり方

    ①    爪を立てるようにして強く100回ほど指圧したあと、タオルで足の裏全体を5分間擦ってください。

    ②    すりこぎ棒のようなもので、少し強めに50回ほど指圧したあとタオルで、①と同様なことをします。

    ③ドライヤーをあてて、熱くなったら離すという動作を10回くりかえしてかえして下さい。但し、終わった後、お風呂にすぐに入ってはいけません。2時間ぐらい待ちましょう。

  • りゅうえい健康通信ー食養生 「ブルーベリー」目のかすみ、チカチカ、視力改善、充血、涙が出る、近眼、老眼などの目症状に効果的!

    情報化社会となり、パソコンなどのOA機器で目を酷使することが多くなりました。その結果、目が痛む、かすむ、チカチカする、充血する、眩しい、涙がでる等の症状を訴える人が増えています。悪化すると頭痛、めまい、肩こり、耳鳴り、吐き気等、更につらい症状を伴うようになります。そこで今回はこのような不快な目の症状をすばやく解消させる方法を紹介します。私が推薦するのはブルーベリーの健康食品です。ブルーベリーは美味なので、ジャムやジュース或いはケーキ等の食材として有名ですが、その一方、視力を高める作用があり、イタリアやドイツをはじめ、多くのEU諸国で、眼科疾患の医薬品としても利用されています。ブルーベリーの薬物としての研究のきっかけは第二次大戦中、イギリスの戦闘機パイロットがブルーベリージャムを沢山食べて視力を向上させ、空中戦を有利に展開させたという史実があったからです。戦後、マルセイユ大学のジュール教授等は、弱視者37名を対象にした臨床テストで科学的にブルーベリーの視力改善作用を確認しました。ブルーベリーを食べて、僅か4時間ほどで、ほとんどの症例に効果があらわれたと、食品の割には驚異的な即効性があることも明らかにしたのです。この報告を受け、興味をおぼえたイタリアのある製薬会社は、医薬品化の為に有効成分の検出とその薬理の研究に取り組みました。そして今から20年ほど前にアントシアニンという紫の色素が視力を向上させる成分であることを発見しました。更に、見る為には眼の奥にある網膜という映画のスクリーンに似た膜に見る物の像を映し出さなければなりませんが、次々に入ってくる像を処理するにはロドプシンという酵素が大量に必要で、ブルーベリー中のアントシアニンが、そのロドプシンを効率よく生産するということもつきとめたのです。そして現在では、イタリアの他、ドイツ、フランス、スペインの製薬会社で医薬品のブルーベリー製剤が作られEU諸国をはじめアジアにも輸出されています。その製剤の能書きには、夜間視野を拡大し、感度を高めたり、近眼や老眼を改善したり、視力を高めたりする作用があると書かれています。

  • りゅうえい健康通信ー自律神経失調症や頭痛、耳鳴り、めまいなどに有効なツボ!! 「関衝(かんしょう)」

    今回ご紹介する関衝は、手の薬指の爪の際にあるツボです。この関衝から始まり、上肢の背面を通り、胸に行き、そこから、一方は首や頭に、もう一方は腹に行く経絡を三焦経と呼んでいますが、その三焦経の性質を明確にあらわすのが、この関衝でもあるのです。三焦経は、基本的には自律神経系を強化し、各臓器の機能を向上させる作用を有しています。三焦とは、上焦、中焦、下焦のことです。解り易く言えば、上焦は肺や心臓の事、中焦は消化器、下焦は腎臓や副腎、あるいは生殖器となります。つまり、三焦経を調整すれば、肺や心臓を支配している自律神経が強化され、機能が向上します。また、消化器や生殖器も同様に強化されますし、副腎からステロイドホルモン(抗ストレスホルモン)の分泌も高まります。したがって、緊張すると、肺や心臓を支配する自律神経が乱れ、呼吸が荒くなったり鼓動が激しくなったりしますが、特に三焦経の性質を集約している関衝というツボを刺激すれば、自律神経が強化されるので、副交感神経と交感神経のバランスが整いやすくなるのです。また、ステロイドホルモンがストレスを軽減させる結果、交感神経の異常興奮が鎮静し、速やかに呼吸や心拍が落ち着いてくるのです。当然、気持ちも楽になります。因みに、どの経絡でも指の爪のあたりにあるツボは、井穴(せいけつ)と呼ばれ、生体に非常に強い反応をあらわすと言われています。ですから、どなたでも指圧マッサージ等の簡単な刺激で自律神経の調節が出来るのです。

    指圧マッサージの方法は、とても簡単です。単に緊張緩和を目的にするのならば、左手の薬指を指圧マッサージするだけです。 なお、三焦経は頭もめぐっていますので、耳鳴りやめまい、中耳炎、頭痛等にも効果があります。この場合は、両手の薬指を指圧マッサージします。気長に行えば、更年期障害、不安恐怖症、ストレス障害等にも効果があります。ただし、棒で擦ったりという強い刺激は与えないで下さい。とても敏感なツボです。

    ≪指圧マッサージの仕方≫

    薬指の爪の際(関衝)を空いている手の親指と人指し指で強めに摘むように指圧してから、滑らすように付け根までマッサージします。そして、最後に付け根を再度摘むように指圧します。この手技を繰り返します。自律神経失調症や頭痛、耳鳴り、めまいでしたら、両手の薬指を1日3回から4回各10分間リラックスした状態で行うと良いでしょう。単に結婚式のスピーチや競技等の緊張をほぐすだけなら、それらの行為の20分前から左手の薬指だけ指圧マッサージをすると良いでしょう。なお、突然の緊張でも指圧マッサージをすれば、次第に気持ちは落ち着いてきます。

    ≪ツボの場所≫

    手の第4指(薬指)の外側で、爪の根っこの部分分の所 詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。

  • りゅうえい健康通信ー食養生 「ローヤルゼリー」 滋養強壮に効果的!

    ローヤルゼリーはミツバチのうち若い働きバチの咽頭腺というところから分泌される滋養強壮成分です。このローヤルゼリーを常食できる女王バチは1日に2000個もの卵を産み続け、働きバチの40倍も長生きします。ローヤルゼリーには各種のビタミン、ミネラルはもちろんのこと幾種かのホルモンも含まれていることがわかっています。例えば、体内で自律神経を調節するアセチルコリンや若返りホルモンと呼ばれるパロチンに非常によく似た類パロチンです。その他にも多くの学者が未知の物質が含まれているのではないかと考えていて、その解析に懸命になっています。

    いままでの研究ではっきりしているローヤルゼリーの効果は、老化を遅らせる、血清コレステロールを低下させる、糖尿病の症状を軽くする、更年期障害の症状を軽くしたりメンスを再開させたりする、小児の発育を促進させる、小児喘息を改善させる、性的機能を向上させる、リウマチや関節炎の痛みを軽くする等です。

    さてこのようなすばらしい効果をもつローヤルゼリーですが、保管が非常に難しいという側面があります。熱に弱く、光に弱く、酸にも弱く、すぐに有効成分が変性してしまいます。したがって、生ローヤルゼリーの場合は、短期間で少量飲み終えるように少量ずつ購入する必要があります。また、少しでもその変化を抑えるためにカプセルに包んだり、粉にした製品もあります。その他品質も問題です。これには、社団法人全国ローヤルゼリー公正取引協議会が発足して、優良品に承認番号を与えるようになりました。ローヤルゼリー製品をお買い求めの際には、この2点を十分に考慮する必要があります。なお、1日の必要量は300mg程度ですが、症状が激しい場合はこの2~3倍量必要な場合もあります。

  • りゅうえい健康通信ー自律神経失調症・肝機能障害や胆のう炎、足の裏の痛みに有効なツボ!! 「行間(こうかん)」

    東洋医学では気が逆行すると、のぼせ、めまい、吐き気、咳、頭痛、肩凝り、動悸など症状が発生すると言います。気とは、一種のエネルギーです。逆行とは、身体の上半身に偏り集まるということです。古くから頭寒足熱が健康な状態と言いますが、気が逆行すると、まったく反対の現象があらわれるのです。それが高じてくると上記したのぼせ、めまいなどの症状も併発すると言うのです。判りやすく表現すれば、更年期障害やストレス過多の時に感じる自律神経障害です。

    これらの症状を改善するのに役立つツボが行間(こうかん)です。

    ●効能

    ①自律神経障害

    ②肝機能障害や胆のう炎

    ③足の裏の痛み

    行間は足の拇指と二指の間にあります。このツボは自律神経失調症の治療において必要不可欠です。例えば、肩凝りがひどい場合、肩の辺りに針灸を施しますが、それだけでは不十分です。2~3日で元の木阿弥になってしまうからです。やはり、気の逆行を是正しなければ根治に至りません。したがって、行間も加えるのがベストなのです。

    ご家庭では、親指で擦るように指圧すれば良いでしょう。最初はとても痛く感じるかもしれませんが、慣れてくると痛いけど気持ち良くなります。そのころには自立神経障害も軽くなっているはずです。その他、行間は、肝機能障害や胆のう炎、足の裏の痛みにも効果的です。

    ●ツボの場所

    足の親指と二指の付け根の間にあります。

    ●やり方

    親指で擦るように指圧します。最初はとても痛く感じるかもしれませんが、慣れてくると痛いけど気持ち良くなってきます。

  • りゅうえい健康通信ー食養生 「セロリ」 夏バテ、睡眠不足、自律神経調節作用・利尿作用に改善に効果的!

    今年も暑い日が続いており、夜中も気温が下がらず、寝苦しくて毎日睡眠不足という方はいませんか。夏バテの原因の多くは水分の取り過ぎによる下痢等の消化器障害ですが、その上睡眠不足が加われば症状の悪化は必至です。そこで、夏バテ解消に役立つ健康食品を紹介します。

    それは速効性睡眠導入作用のあるセロリ種オイル粒です。セロリ種オイル粒は心地良い眠気を誘うとともに大腸内の過剰な水分を吸収させ、小便に変えてくれるので、下痢も改善させます。つまり、利尿作用があるということです。私達はサラダや炒めものの材料としてよくセロリを利用します。スパイシーな香りとサクサクした歯ざわり、食卓をにぎわすには、必要不可欠な野菜となっています。ところが、古くは薬草として繁用されていたという事実があります。古代エジプトでは、セロリの殺菌作用、利尿作用を活用して、葬式の間死体がくさるのを防止したり、手足のむくみを治したりしていました。但し、野性種でしたので、アクや胃に対する刺激性も強く、とても口にできる代物ではありませんでした。もっぱら外用に用いられていたようです。その後17世紀に入ると、イタリア人の手によりさかんに品種改良が行われ、食べやすい現在のセロリに近い品種が生み出されました。それでも食べにくかったせいか、食用よりも、俄然、家畜の餌や薬用に供されることが多かったようです。家畜の飼料に配合して、ストレスを軽減させたり、伝染病を予防したり、丈夫な体に育てあげたりしたのです。今でも小鳥の餌にセロリ種を混ぜることがありますが、これは狭いカゴの中で飼育されることが多い為、ストレス過多、細菌感染、運動不足による虚弱におちいりやすく、それを未然に回避するのが目的になっています。薬用には主に更年期障害の改善に用いられました。更年期障害はのぼせ、微熱、発汗、動悸、むくみ、不眠、興奮、うつ、血圧上昇等の不快な症状をあらわします。セロリの精神安定作用や自律神経調節作用、あるいは利尿作用や強壮作用を熟知していたからこそ、更年期障害の薬に活用したのでしょう。特にセロリ種の精神安定作用は強く、入眠導入剤としても十分代用できるのです。更年期障害の症状の中でも、不眠や不安、興奮はたえがたいものです。これが改善できれば、とりあえず更年期をのりこえることができるのではないでしょうか。さて、セロリの有効成分ですが、ピネン、リモネン等の精油成分といわれています。ですから、生で食べるか、特別に蒸溜した精油成分を効率的に取り出したものを利用するかに限られてきます。茎葉の場合でしたら、1回約200g必要といわれています。種でしたら10g程度ですが、それを蒸溜したオイルでしたら、700~800㎎で十分ですので、お手軽です。

  • りゅうえい健康通信ー熱中症に有効なツボ!! 「気海(きかい)」

    今年の夏は暑すぎます。各地で近年まれに見ぬ暑さを記録しています。その為、熱中症で倒れる人が後を絶ちません。そこで、熱中症になりかけたら直ぐに対処すると優れた効果を発揮するツボを紹介します。

    そのツボの名は気海と言います。おへその下2cmにあって、古くから気付けのツボとして有名です。熱中症を東洋医学では亡陽と診断します。亡陽とは身体の水分が極端に消耗して、全身の臓器不全を起こした状態です。亡陽は色々な病気で発生しますが、熱中症もその原因の1つです。

    熱中症になり始めたら、まず涼しい場所で横になり、場合によっては脇の下や首を氷で冷やします。又、水分の補給や、すいか、メロン、お茶等の利尿作用のある食品を摂取すると良いでしょう。その上でこの気海に指圧や温灸を施すと、ほとんどの場合、大事に至らないで回復します。

    その他、このツボは、気海と言うぐらいですから、元気を充満させてくれます。ですから、虚弱、インポテンツ、下腹部や下肢の冷え、腰痛等にも効果があります。又、うつ病や不眠、不安等の改善にも応用できます。

    詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。

  • りゅうえい健康通信ー精力低下、のどの異常・難聴・喘息などに有効なツボ!! 「太谿(たいけい)」

    東洋医学では、“先天の元気は腎に宿る”と言っています。先天の元気とは、遺伝的なもの、生命の本質、生殖能と解釈できます。ですから西洋医学で言うところの腎臓とは、かなり意味が異なります。勿論、尿を作るという共通した機能もありますが。

    そして、この先天の元気は年を重ねると次第に衰えてくると言います。我々はこの状態を腎虚と呼んでいます。わかりやすく言えば、老化現象を指します。

    今回は、不快な老化現象をやわらげるツボを紹介します。そのツボは太谿(たいけい)です。

    又、老化現象が顕著にあらわれている方や生まれもって体力のない方は、このツボがべっこりへこんでいることが多いようです。老化現象であらわれる症状は様々で、個人差も大きいです。下記の効能の通り、適応範囲が広いのでぜひ試してみて下さい。

    ●効能

    ①泌尿器疾患

    前立腺肥大や膀胱過敏からの頻尿や尿失禁、インポテンツ、不感症、腎炎、膀胱炎等

    ②耳鼻咽喉系

    耳鳴り、難聴、扁桃腺炎、咽頭炎、声かれ等

    ③運動系

    腰痛、坐骨神経痛、骨粗鬆症、足底痛

    ④呼吸器系

    喘息、気管支炎、肋膜炎等

    ⑤婦人科系

    更年期障害、生理痛不順、足腰の冷え等

    ⑥皮膚科系

    アトピー、老人性皮膚乾燥症等

    ⑦胃腸科系

    下痢、腹部膨満感等

    ⑧循環器系

    不整脈、高血圧、低血圧、めまい、頭痛等

    ●ツボの場所

    足の内くるぶしとアキレス腱の間(イラスト参考)

    ●やり方

    指で押して痛みを感じる程度。10~15秒程指圧して緩めてまた指圧してを2~3回繰り返していきます。

  • りゅうえい健康通信ー食養生 「アロエ」 胃腸病、やけどや切り傷、荒れ肌などの炎症、便秘、むくみなどの改善に効果的!

    アロエはユリ科の植物でタマネギやニンニクの仲間といえます。このアロエですが、東西を問わず民間薬として親しまれてきました。日本では、“医者知らず”と呼ばれ、主に胃腸病ややけど、切り傷、荒れ肌等の薬として利用されています。アロエの有効成分は、緑の皮の部分に含まれる苦味の強いアロインと、葉肉のゼリー部分に含まれる多糖類や糖タンパクです。アロインは胃腸の蠕動運動を活発にしたり、尿の出をよくしたりします。したがって、便秘やむくみに効果があるばかりか、ダイエットにも応用できるのです。一方、多糖類や糖タンパクは傷口の細菌繁殖をおさえ、炎症を和らげ、細胞の再生を助けるので、やけどや切り傷、荒れ肌の外用薬として用いられ、胃炎や胃潰瘍の経口薬にもなるのです。 余談になりますが、アロエはワニにも効果的という話を聞きました。ワニの胃袋は鋼鉄の胃と呼ばれるくらいで、小動物を丸ごと飲み込んでも、いとも簡単に消化してしまいます。ところが、ストレスを感じたり、風邪を引いたりするとガクッと食欲が落ち、元気がなくなり、仲間のワニから遠ざかるようになるそうです。そんな時に、餌の中にアロエを混ぜて与えるとすぐに元気を取り戻し、餌に飛びつくようになるというのです。考えてみれば、犬や猫も体の具合が悪くなると青草を食べるようになります。ですから、アロエがワニに効いたとしても不思議ではないでしょう。

  • りゅうえい健康通信ーツボ療法 目の疲れ、不眠、頻尿、血圧異常(高血圧、低血圧)などに有効なツボ!! 「太敦(たいとん)」

    太敦という足のツボは足の一指(親指)の爪のはえぎわにあります。このツボは肝経という経絡上にあり、しかも末端に位置していますので、肝経の性質を激しく表しています。

    肝経は単に肝臓の機能を司っているわけではなく、筋肉や目、泌尿器系、睡眠等にも深い関わりをもっています。ですから、肝経が乱れると、腰痛、足腰の脱力感、頻尿、寝小便、インポテンツ、月経異常、めまい、頭痛、不眠、興奮、血圧異常、視力低下等の症状を表します。もっとも他の経絡の乱れでも同様な症状を表しますが、肝経の乱れは特徴的にわき腹やみぞおちの圧迫感があります。ですから、このわき腹やみぞおちの反応があった上、上記の症状がみられた場合肝経の乱れと判断するわけです。

    この場合、太敦への刺激が劇的に効果を表します。アルコールの飲み過ぎで肝機能が低下している時に、このツボへ針や灸をすると、その晩からお酒がうまくなるのです。つまり、アルコールの解毒がスムーズに行われるようになるのです。当然γ-GTPも下がってきます。

    是非、目の疲れ、不眠、頻尿、血圧異常(高血圧、低血圧)、あるいは肝機能障害で悩んでいる方、大いに指圧してみて下さい。井穴と呼ばれ、刺激の感受性が高いツボですので、指圧だけでも十分効果は表われます。

    ●効能

    目の疲れ、不眠、頻尿、血圧異常(高血圧、低血圧)

    ●ツボの場所

    足の一指(親指)の爪のはえぎわ

    ●やり方

    手の指先で、足の一指(親指)の爪のはえぎわを揉むように刺激する

  • りゅうえい健康通信-食養生 「ビワの葉」 気管支喘息、胃腸虚弱、肝機能障害、関節痛等に効果的!

    “目には青葉 山ホトトギス 初ガツオ”という有名な俳句がありますが、私にとっては黄色く色づきだしたビワの実ほど初夏の訪れを実感させるものはありません。春から初夏にかけてビワの葉は実を大きく成長させる為、さかんに光合成を繰り返します。その結果、葉の中には色々な有効成分で一杯になってゆきます。そこで、一年を通して一番薬効の高いこの時期のビワの葉を採取してお灸や漢方薬に利用しています。ですから、初夏は風情にひたってばかりではいられません。アリとキリギリスの話ではありませんが、汗だくで一年分のビワの葉を確保しなければならない季節でもあるのです。

    (1)ビワの葉の活用法

    まずは、お灸です。水でぬらしたビワの葉をツボや患部に置きます。その上に順にタオル、新聞紙をのせます。そこで、棒灸と呼ばれる筒状に固めたもぐさに火をつけて、その新聞紙の上から押すように当てます。つまり、ビワの葉の有効成分をツボや患部に浸透させるのです。このビワの葉灸は全身ポカポカしてとても気持ちの良いものです。しかも、治療効果バツグンで、気管支喘息、胃腸虚弱、肝機能障害、ネフローゼ、小児の夜間尿やかんの虫、神経痛、関節痛等の病気に対応できます。次に内服ですが、ビワの葉の裏についている毛を取り除き、十分に乾燥させます。そして、必要な時、適当な大きさに切って、単品で健康茶のように用いたり、陳皮、甘草、生姜等の生薬を加え、“ビワ薬湯”という漢方薬として治療に使ったりしています。ビワ薬湯は室町時代あたりから庶民に親しまれ、明治の後期まで大阪の天神橋や難波橋などの橋のたもとでそのエキス液が立ち売りされていました。特に夏は飛ぶように売れたそうです。ビワ薬湯の効能は、ほぼビワの葉灸のそれと同じですが、より胃腸や肝臓には良い影響を与えるので、吐き気や下痢、だるいといった夏バテや夏の水あたり、食あたりの症状改善に最適だったからでしょう。

    (2)ビワの葉の成分

    ビワの葉の成分はブドウ糖、ショ糖、果糖、マルトース、デンプン、デキストリン、フラボノイド、タンニン、アミグダリン等です。これらの成分のうち特筆すべきものはアミグダリンです。別名ビタミンB17とも呼ばれています。アミグダリンは体内に入るとベータグルコシダーゼという特殊な酵素により分解され、ごく微量のシアン化合物になります。そして、すぐにローダーネーゼという細胞を保護する酵素により、そのシアン化合物は無害化されます。この生体内における化学変化を通して、血液を正常なアルカリ性に変え、炎症を鎮めたり、痛みを抑えたり、免疫力を増強したりして自然治癒力を高めているのです。

    いかがでしたか。ビワの葉。風邪のような軽い病気からガンのように放っておけば必ず死に至る重篤な病気にまで応用できる優れた生薬です。是非、試してみてください。

    但し、注意しておきたいことは、ビワの葉でガンが絶対治ると思ってはいけません。時期を逸しなければガンは西洋医学的治療で完治する可能性が高いのです。まずは病院で適切な治療を受け、その上で補助的にビワの葉灸をするなり、煎じて飲むなりすることが賢い人間のすることです。

  • りゅうえい健康通信ーツボ療法 インポテンツや、不眠・イライラ・目の疲れなどに効くツボ!! 「中央大敦」

    春になると、植物は花を咲かせ、動物は活発に動き出し、生殖活動に励みます。人間も生きものなので、本来は春に性欲が高まるはずです。

    ところが、自然界のシステム通りにいかないのが人間でもあります。頭でっかちになってしまったため、四季の微細な変化を感じ取れなくなっています。東洋医学では、春は陽気に満ちているので、肝の気を旺盛にさせると云います。要するに、春は生物を元気にさせるということです。それなのに、自然に逆らった生活をしていると、視覚、聴覚、味覚、肌の温度感覚などの感覚が鈍麻し、春の陽気が感じられなくなってしまいます。

    その結果、身体がだるくなって、疲れを感じるようになります。また、不眠、目の疲れ、筋骨の痛み、血圧異常、イライラ、排尿困難、インポテンツなどの症状もあらわれます。これらの症状は、特に肝の気の乱れにより生ずるといわれているからです。

    そこで、今回ご紹介するのが、「中央太敦=ちゅうおうたいとん」と呼ばれるツボです。このツボは、これらの症状を改善してくれます。特に、インポテンツなどの泌尿器疾患には効果的です。

    ●効能

    インポテンツ、不眠、イライラ、目の疲れなど

    ●ツボの場所

    親指の爪の生え際で、爪から2~3mm程度下、中央に取ります。(イラスト参考)

    ●やり方

    爪楊枝で一日2~3回刺激を与えるとよいでしょう。少し痛いぐらいの刺激でないと効きません。

  • りゅうえい健康通信-食養生 「甜菜(てんさい) 別名:砂糖大根、ビート」高脂血症や脂肪肝、肝機能障害や肥満等の改善に効果的!

    天然砂糖の原料は、主にサトウキビですが、その他に、甜菜(てんさい)があります。大根に似た紡錘形の多肉の根を持っている為、別名、砂糖大根やビートと呼ばれていますが、大根とは別種の植物です。そして、この根の汁から取れるのが甜菜(てんさい)糖と呼ばれる砂糖です。

    甜菜糖は上品な甘さのため、コーヒーや紅茶用のスティックタイプの高級砂糖として利用されています。また、甜菜からはベタインと呼ばれる天然のアミノ酸も作られます。

    このベタインが、高脂血症、脂肪肝、肝機能障害、肥満等の改善に役立つのです。特に脂肪肝とアルコールによる肝機能障害には卓越した効果が望めます。

    ベタインは、もともと家畜、主に牛の肉質改良を目的に開発されました。ベタインには強い抗脂肪蓄積作用があるので、肥料に混ぜて与えると、余分な脂肪がとれ、筋骨隆々の牛に育て上げることができるのです。欧米ではこのような肉が最良とされ、大変人気があります。日本では松阪牛や神戸牛に代表される霜降り肉が珍重されていますから、食習慣の違いには驚かされるばかりです。

    その後、人間の病気の改善にも応用できるのではないかとドイツのシュタッケン・ベルグ記念病院の医師等が臨床テストを始めました。ベタインの薬理は良くわかっていましたし、数十年間、多くの家畜に与えられ、安全性にも定評があったので、速やかに人間にも投与できたのです。

    対象は、食べ過ぎ、運動不足、アルコールの飲み過ぎ等で、高脂血症、脂肪肝、あるいは肝炎になった数百名にのぼる患者さん達でした。また、条件は、必ず今までどおりの生活を続けてもらうこと、ただし新たに薬を追加服用することだけは禁ずるというものでした。あくまでも、ベタインの効果の有無を調査したかったからです。

    効果は、1~2ヶ月のベタインの投与で、その90%が改善しました。血中のコレステロールや中性脂肪、肝臓や胆管の異常の有無を調べる指標になるγGTPやGOTが正常、もしくは正常に近づいたのです。しかも、善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロールは増える傾向にあったと言うのですから理想的な回復と言えます。この臨床テストの結果は、さらなるベタインの研究に拍車をかけ、多くの病院で追試されました。そして、ついに、医薬品への道が開けたのです。ドイツでは、シュワーベという製薬会社が、ベタインに西洋ナナカマドという薬用植物から得られた天然のソルビットを加えて作った高脂血症や脂肪肝、アルコール性肝炎の医薬品を販売しました。日本でもベタインの研究が盛んに行われて、高脂血症や肥満の改善に素晴らしい効果があらわれたと報告されています。

    以上のように、甜菜に含まれるベタインが、高脂血症や脂肪肝、肝機能障害や肥満等の改善に効果的なことはお解かり頂けるかと思いますので、食べ過ぎやアルコールの飲み過ぎや高脂血症や脂肪肝など、肝機能に心配のある方は、一度試されてはいかがでしょうか。

  • 更年期障害(ホットフラッシュ、不眠、手足の冷え・ほてり、首肩の凝り)

    症例 O・Yさん 50歳 女性

    若い頃から汗かきで、のぼせ症。でも冬は手足が冷えて夏は身の置き所がない程ほてるといった状態で、本当に辛い思いをしていました。

    担当者より東洋医学では、このような体質を腎陰虚体質と呼んでいる。腎陰虚体質の改善には漢方薬や鍼灸治療が最適である。多少時間はかかるが、大なり小なり効果はあらわれる。しかも、負の副作用がほとんどみられないというのもメリットに挙げられる。腎陰虚体質の方が更年期を迎えると、ホットフラッシュと呼ばれる激しい症状に悩むことが多い。更に不眠やめまい、耳鳴り、頭痛、動悸、息切れなどの不快な症状が加わることもあるので、苦しみは一入(ひとしお)ではない。西洋医学的に観察すれば、交感神経緊張状態と言える。したがって、治療は鎮静作用のあるツボが選ばれる。また、よく眠らせることや手足の血流を改善することも必要だ。東洋医学でいうところの逆気(ぎゃっき)を鎮めるということである。そこで、唇鍼を施したあと、頭や背中、手足にある鎮静ツボに鍼灸治療を行い、更に肘の曲池(きょくち)、腕の通里(つうり)、内関(ないかん)、足の三里(さんり)、陰陵泉(いんりょうせん)、照海(しょうかい)、三陰交、行間、失眠などのツボに鍼あるいは灸をした。このような施術をしばらく繰り返していくうちに熟睡できるようになり、それとともにホットフラッシュ症状も激減した。今は忘れたころに来院する程度になっている。
  • 更年期障害(不眠、動悸、首肩の凝り、頭重感)

    症例 K・Oさん 52歳 女性

    一番辛かったのは、首肩のコリと頭重感、動悸と不眠でした。更年期のせいか、熟睡できない日が続くとイライラして、少しの動作でも動悸が激しくなったり、夜になると、その動悸が気になってなかなか寝付けなくなるという悪循環の繰り返し。病院で処方された薬が欠かせないのですが、止められなくなってしまうのではないかと大きな不安がありました。

    担当者より話を聞いてみると、不思議にも婦人科ではなく、心療内科に通院していると言う。飲んでいる薬は、精神安定剤と入眠導入剤である。時期が来れば、症状は和らぐであろうが、薬剤に耐性を帯びてしまったら困る。離脱できなくなる可能性があるからだ。そこで、東洋医学的な検査結果から導かれた肝虚という症候に対する経絡治療を施し、その後、優れた精神安定作用のある至陽(しよう)や、その脇の膈兪(かくゆ)、頭の百会(ひゃくえ)、足の三陰交(さんいんこう)や行間(こうかん)、失眠(しつみん)などのツボに鍼灸治療を施し、更に頭重感や首肩のコリを取るため、頭や首肩に散鍼(さんしん)と呼ばれる軽い鍼刺激を与え、筋肉が極度に緊張しているところに皮内鍼を粘着テープで固定し、初回の治療を終えた。
    また、自宅で就寝時、鼻の下に家庭用のツボシールを貼ることも勧めた。活脳鍼のうちの唇鍼の応用である。この養生法は、多くの人からよく眠れると褒め言葉を戴く。
    再診は1週間後だったが、見違えるほど顔色が良く、言葉も軽やかになっていた。尋ねると、ベッドに横になると、すぐに眠くなり、5~6時間ぐらいは熟睡できると、不眠症状の改善を述べていた。とにかく、更年期障害の諸症状は、良質な睡眠が取れれば、軽くなるケースが多い。この方も4~5回の治療で、首肩のコリや動悸が静まり、イライラする日も少なくなった。ところが、その後、十分睡眠を取っているのに、朝眠気がなくなるまで、時間がかかるし、午前中ボーっとしていることが多いと言い出した。もしかしたら、睡眠導入剤が切れるかもしれないと思い、その旨を心療内科医に伝えるようにアドバイスした。睡眠導入剤が効きすぎると、朝もうろうとすることがあるからだ。案の定、睡眠導入剤の量を減らされた。また、これからも症状に合わせ暫時減薬していくと言われたそうだ。