りゅうえい健康通信ーツボ療法 インポテンツや、不眠・イライラ・目の疲れなどに効くツボ!! 「中央大敦」

春になると、植物は花を咲かせ、動物は活発に動き出し、生殖活動に励みます。人間も生きものなので、本来は春に性欲が高まるはずです。

ところが、自然界のシステム通りにいかないのが人間でもあります。頭でっかちになってしまったため、四季の微細な変化を感じ取れなくなっています。東洋医学では、春は陽気に満ちているので、肝の気を旺盛にさせると云います。要するに、春は生物を元気にさせるということです。それなのに、自然に逆らった生活をしていると、視覚、聴覚、味覚、肌の温度感覚などの感覚が鈍麻し、春の陽気が感じられなくなってしまいます。

その結果、身体がだるくなって、疲れを感じるようになります。また、不眠、目の疲れ、筋骨の痛み、血圧異常、イライラ、排尿困難、インポテンツなどの症状もあらわれます。これらの症状は、特に肝の気の乱れにより生ずるといわれているからです。

そこで、今回ご紹介するのが、「中央太敦=ちゅうおうたいとん」と呼ばれるツボです。このツボは、これらの症状を改善してくれます。特に、インポテンツなどの泌尿器疾患には効果的です。

●効能

インポテンツ、不眠、イライラ、目の疲れなど

●ツボの場所

親指の爪の生え際で、爪から2~3mm程度下、中央に取ります。(イラスト参考)

●やり方

爪楊枝で一日2~3回刺激を与えるとよいでしょう。少し痛いぐらいの刺激でないと効きません。