りゅうえい健康通信ー食養生 「ブルーベリー」目のかすみ、チカチカ、視力改善、充血、涙が出る、近眼、老眼などの目症状に効果的!

情報化社会となり、パソコンなどのOA機器で目を酷使することが多くなりました。その結果、目が痛む、かすむ、チカチカする、充血する、眩しい、涙がでる等の症状を訴える人が増えています。悪化すると頭痛、めまい、肩こり、耳鳴り、吐き気等、更につらい症状を伴うようになります。そこで今回はこのような不快な目の症状をすばやく解消させる方法を紹介します。私が推薦するのはブルーベリーの健康食品です。ブルーベリーは美味なので、ジャムやジュース或いはケーキ等の食材として有名ですが、その一方、視力を高める作用があり、イタリアやドイツをはじめ、多くのEU諸国で、眼科疾患の医薬品としても利用されています。ブルーベリーの薬物としての研究のきっかけは第二次大戦中、イギリスの戦闘機パイロットがブルーベリージャムを沢山食べて視力を向上させ、空中戦を有利に展開させたという史実があったからです。戦後、マルセイユ大学のジュール教授等は、弱視者37名を対象にした臨床テストで科学的にブルーベリーの視力改善作用を確認しました。ブルーベリーを食べて、僅か4時間ほどで、ほとんどの症例に効果があらわれたと、食品の割には驚異的な即効性があることも明らかにしたのです。この報告を受け、興味をおぼえたイタリアのある製薬会社は、医薬品化の為に有効成分の検出とその薬理の研究に取り組みました。そして今から20年ほど前にアントシアニンという紫の色素が視力を向上させる成分であることを発見しました。更に、見る為には眼の奥にある網膜という映画のスクリーンに似た膜に見る物の像を映し出さなければなりませんが、次々に入ってくる像を処理するにはロドプシンという酵素が大量に必要で、ブルーベリー中のアントシアニンが、そのロドプシンを効率よく生産するということもつきとめたのです。そして現在では、イタリアの他、ドイツ、フランス、スペインの製薬会社で医薬品のブルーベリー製剤が作られEU諸国をはじめアジアにも輸出されています。その製剤の能書きには、夜間視野を拡大し、感度を高めたり、近眼や老眼を改善したり、視力を高めたりする作用があると書かれています。