40年以上の治療経験で編み出した効果的な治療法です
当院独自の治療法ですので、他の鍼灸院では行われていません。
当院では、「安全・効果・誠実」をモットーとして、日々の治療にあたっています。医療はサービス業であるとともに、人の健康に携わる職業だからです。したがって、患者さんの訴えを真摯に受けとめ、可能な限りご希望に合わせるとともに、安全で効果的な治療が施せるように日々努力しています。
特に【緑内障】の眼圧や視野狭窄の晴明活脳鍼、耳鳴り難聴の【鎮鳴鍼】、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの【龍勢鍼】、花粉症やアトピー、喘息の【快鍼】、小児発達障害の【小児活脳鍼】をお勧めします。
目次
1.基本は伝統的な医学体系
2.活脳晴明鍼
3.小児活脳鍼
4.龍勢鍼
5.鎮鳴鍼
6.減糖減肥鍼
7.養精鍼
8.温床鍼
9.育成鍼
10.復調鍼
11.快鍼
基本は伝統的な医学体系
当院の鍼灸治療は、伝統的な医学体系である「経絡治療(けいらくちりょう)」を基本としています。この治療法は古くから存在し、紆余曲折はあったものの綿々として現在の東洋医学界に伝承されています。
この治療で、最も重要な位置を占めているのは、診断です。これを東洋医学では「証」と呼んでいます。「証」は、性格や体質、病状、病因などを総合的に判断して決定しますので、個々により異なります。
■「証」を決める
これで、身体の変調が、どこの臓器に及んでいるか、どんな状態なのか、細かく分かるようになります。これを東洋医学では「証」と呼んでいます。「証」は、性格や体質、病状、病因などを総合的に判断して決定しますので、個々により異なります。また、「証」を決める際、知識だけではなく、指先の感覚など、もって生まれた素質も求められますので、簡単ではありません。但し、「証」が決まれば、次に続く治療は、スムーズです。このような「証」だったら、このように治しなさいという、古人の教えがあるからです。
これを「随証療法」と言います。つまり、「証」が決まれば、治療方針も自ずと知れるということです。この「随証療法(ずいしょうりょうほう)」が東洋医学の最大の特長であり、これに従うことで、鍼灸や漢方の診療が成り立っているのです。この「証」を決定する過程で、「問診」も然ることながら、「脈診や舌診、腹診、切診(ツボ調べ)」も重要です。その中で特に細心の注意をはらっているのが、「脈診」です。手の橈骨動脈の拍動から内臓の調子を窺うことができるからです。
時代劇で、「殿、お脈拝見!」という場面を時折見かけますが、これは単に脈の速さや強さをみているだけではなく、脈を通して病気の原因や軽重を探っているのです。

そこで、当院では、先ずは脈の状態を確かめ、次に舌の様子を診たり、お腹の緊張度を調べたりして、どこがどの程度病んでいるのかを把握し、その上で悪いところが弱っていたらエネルギーを与えるように、逆に悪いところがエネルギー過剰だったらエネルギーを取り除く手技で治療を行っています。これを「補瀉迎随」と呼びます。多くは手足にあるツボを操作することで、目的が達成できますが、個々の体質、あるいは慢性的な疾患があると、その影響が背中や腰のツボにあらわれることが多いので、それらの反応にも適宜対処しています。
この古典的な技術をもとに当院独自の鍼灸治療も行い、患者さんの様々なご要望にお応えしています。
次にご紹介する当院独自の治療法は長年の経験と研究から編み出されたものです。また、当鍼灸治療のオリジナルですので、他の鍼灸院では行なっていません。
活脳晴明鍼
「活脳晴明鍼」は本院が最も力を入れている治療のひとつです。
網膜の血流が促進されるので、緑内症や黄斑変性、網膜症の悪化を抑制する可能性が高いのです。
■目の病気は数々
目の病気は色々な種類があります。
生活習慣を改善することで解消できるドライアイ、メガネなどの矯正器具で対応可能な近視や乱視、遠視、老眼、抗生物質や消炎剤が用いられる結膜炎や角膜炎、ブドウ膜炎、人工レンズで視力が回復する白内障などです。
更に失明に至る緑内障や加齢性黄斑変性、網膜症、網膜剥離などの恐ろしい病気もあります。これらの眼疾患は現代医学でも進行を食い止めることが難しいこともあります。画期的な点眼薬も内服薬ありませんし、根治的な手術もありません。
特に緑内障は中途失明の第一位ですので、早期に発見して早期に治療することが賢明です。とはいうものの、かなり進行しないと自覚できないという特徴があります。ですから、眼科検診の重要性が叫ばれるのです。
それでも、徐々に視野が狭まり、幕が閉じるように失明してしまうケースもあります。
この緑内障ですが、日本人の場合は眼圧が低いにも係わらず視神経乳頭のカッピング(視神経乳頭陥凹拡大)が起こり、視野狭窄を発生させる低眼圧緑内障が多くみられます。高い眼圧が原因の緑内障でしたら,βブロッカーなどの点眼剤が奏功し、視神経のカッピングに抑制がかかるでしょうが、低眼圧緑内障となるとそう簡単ではありません。
最近、網膜の血流状態が悪いと、緑内障になるリスクが高まるとか、緑内障そのものも悪化しやすいとか、多くの研究者からの報告があります。
視神経も生きている細胞ですので、血液から酸素や栄養をもらい、不要なものを排出し、健康状態を維持させよとしています。健康な視神経でしたら、多少眼圧があがってもびくともしないはずです。また、視神経の酸化による変性にも抵抗できるでしょう。血液の中には抗酸化作用のあるアルブミンやビリルビン、還元型グルタチオンなどが含まれているからです。
■緑内障の自己診断

先ずは左眼をとじて右眼だけで中央の●を凝視してください。その際、右側の▲が消えるところまで画像に目を近づけます。その位置で左の■は見えますか?上下の★♥は如何ですか?また、升目が見えなかったり、ゆがんで見えるようなことはありますか?もし、あったら緑内障や黄斑変性などの網膜疾患の可能性があります。眼科の診察が必要になります。
その結果、もし網膜疾患と診断されたら、是非お試し願いたいのが「活脳晴明鍼」です。眼科の治療と併用して頂くことをお勧めします。
そもそも東洋医学では古くから眼科疾患と対峙してきました。白内障の手術にいたっては室町時代から行われていたそうです。歴史書に三稜針と呼ばれる手術にも対応できる鍼を利用したとの記述があります。
温故知新、当院は、その古典的な治療を踏まえ、活脳晴明鍼を行うことで様々な眼疾患の改善をみています。
■東洋医学は古くから眼病と対峙
鍼灸や漢方の古い教本である素問霊枢に、「肝気は目に通ず、肝和すれば、目よく五色を弁ず」とあります。つまり、目は肝と深く関係し、肝が健康ならば、物が良く見えるという意味です。また、「肝」は血を蓄えたり、血流を調整したりして、全身に栄養を供給する役割をもつものと考えられています。更に「肝」のオーバーワークは熱を発生し、その熱が目に影響を及ぼすと、緑内障や眼底出血を起こさせるばかりか、自律神経や精神にも悪影響を与えます。
その他、目の症状は、「肝」との関係が深い「腎」が弱ることで生じることもあります。加齢による老眼や白内障の発症、目の使い過ぎによる疲れ目やかすみ目などがあげられます。「腎」は生命力の源を貯蔵しているところで、老化や疲労によって衰えます。
「腎」に貯蔵されている生命力の源を精と言います。この精が血を作るための材料となります。腎が消耗すると血の材料である精が足りなくなるため目の症状が生じるのです。「腎」の衰えからくるが目の疾患の場合、「腎」の症状も同時にあらわれます。白内障、老眼、疲れ目などと併せて、耳鳴りやめまい、足腰のだるさ、手足の冷え、のぼせ、手足のほてり、精力減退といった症状も併発します。
但し、この場合の「肝」や「腎」は、現代医学の肝臓や腎臓とは異なります。東洋医学では陰陽五行説という東洋思想に基づいて臓器の機能や役割を創造しましたので、現代の解剖学や生理学で考えてしまうと矛盾が生じてしまいます。
でも、東洋医学は1000年以上も前に確立した医学なので、その教えに則って治療をするしかありません。それに、臨床に重きをおいていますので、結果オーライということで、非科学的な面は目をつむることにしています。 事実、東洋医学で言うところの「肝」や「腎」を調整することで、眼科疾患をはじめ様々なる老化現象が快癒してゆきます。
このように東洋医学でも古くから緑内障や白内障、網膜疾患、眼精疲労、角膜炎、結膜炎などに関する記述がありますが、現代でも緑内障や黄斑変性、眼底出血などの眼疾患は難病です。これらの眼病は失明に至ることもありますので、しっかりした治療が必要です。
眼科疾患は色々な種類があります。
自然に治るものから、メガネや手術で矯正可能なもの、あるいは抗生物質や消炎剤で完治できるものなど、様々です。ところが、油断していると深く進行して失明に至らしめるものもあります。特に緑内障や加齢性黄斑変性、網膜症には注意が必要です。
■怖い眼疾患
緑内障は、視神経が萎縮したり、変性したりして視野狭窄を起こし、進行すると失明してしまうという恐ろしい眼疾患です。東洋医学では「青そこひ」と呼び、古くから知られていました。発症原因の多くは高眼圧症ですが、日本人の場合、低眼圧でも頻発しています。それを正常眼圧緑内障あるいは低眼圧緑内障と言います。不安やイライラなどの精神的な因子も発症の引き金になるとされていますので、ストレス社会が影響しているようにも思われます。
白内障は昔、「白そこひ」と言われていました。瞳に白い輪ができ、進行すると、全体が白く濁って見えるようになるからです。白内障は目のレンズの役目をする水晶体のタンパク質が変性して、光を通さなくなる病気です。現在は手術により人工レンズに置き換えることで、症状の軽快をみます。ただし、眩しかったり、遠近感が感じられなかったり、続発性の乱視や緑内障に悩むこともあります。また、糖尿病が原因となっていることも多いので、網膜症の治療も同時に行うことがあります。この場合、手術ができないケースがでてきます。
黄斑変性は加齢とともに網膜の中心部にある黄斑が、血流不全などの理由で、酸素や栄養が低下したり、老廃物の排泄がうまくいかなくなり障害されることで発症します。血流が悪化することで、黄斑部に新たな栄養血管を形成しますが、脆弱なため、しばしば血液が漏れ出したり、破裂したりします。出血が広範囲に及ぶと失明に至ります。その他、黄斑は焦点を合わせるために視細胞が集まっていますので、視界の中央が見えなくなったり、暗くなったりと、特徴的な症状をあわわします。進行が穏やかな萎縮型の黄斑変性もあります。方眼紙を見て、網目がゆがむようでしたら、要注意です。初期症状の場合もあるからです。
網膜疾患は、その他にも眼底出血、網膜剥離、糖尿病性網膜症、網膜静脈閉塞症などがあります。ことに最近、社会問題になっているのが糖尿病性網膜症です。原因は絶えず血液が高血糖状態になっているため、網膜の血管が動脈硬化を起こすことです。進行すると眼底出血や硝子体出血、網膜剥離などが発生します。緑内障と同様に途中失明の大きな要因になっています。東洋医学では「消渇=しょうかつ」の末期と言われ、昔から恐れられていました。また、「消渇」は武家や豪商などの富裕層に多発しましたので、贅沢病の一種と思われていました。
眼精疲労は特に恐ろしい眼疾患とは言えませんが、危惧されるのは、将来緑内障の発生にもつながるということです。目に重みや痛み、あるいは目が乾いてショボショボするなどの症状をあらわします。近年家庭や職場、学校でもコンピューターを使う頻度が増しています。その結果、目を酷使することが多くなったことが発症原因のトップに挙げられます。生活習慣が変えられないので、慢性化傾向にあります。頭痛や肩こり、めまいや吐き気などの症状を伴うこともあります。画面を凝視し過ぎて、まばたきの回数が減ったために発生するケースと、近視や乱視などの目の屈折異常が原因になっていることがあります。近年、スマホの普及とともに若年者の遠視が急増しています。小学生にして老眼ということもあります。かの有名なビルゲイツは自分の子供には14歳になるまでスマホを持たせないとのことです。彼も緑内障を恐れているのでしょうか。
活脳晴明鍼は様々な眼疾患に対応!
眼科の治療とともにご利用頂きたいのが、当院独自の「活脳晴明鍼」という鍼灸治療です。
■「活脳晴明鍼」の概要
「活脳晴明鍼」は目尻や目頭付近のツボに細い鍼を刺入し、目の組織に支配する神経伝達を高めたり、血流を改善したりして様々な眼疾患に効果的な鍼灸治療です。特に網膜血流の促進には目を見張るものがあります。但し、「活脳晴明鍼」だけで難治な眼疾患に対応することはできません。
活脳晴明鍼の実際はコチラ>>
当院では、「活脳晴明鍼」を行う際、まずは首や肩のコリを軽減させる手技を行います。目の組織に至る血流を良くしなければならないからです。また、人体には目の機能を高めるツボが多数存在します。特に指先のツボは古くから定評があります。東洋医学では目は肝の枝とし、指の末端のツボに連絡していると言っています。これらのツボを個々の症状に合わせ使い分けて利用しています。また、当院での治療に加え、手首や二の腕にあるツボに自宅で温灸をしてもらう場合もあります。いずれにしろ根気強く治療を行う必要がありますが、白内障の進行を穏やかにさせたり、眼圧を低下させ、視野狭窄の悪化を食い止めたり、角膜や結膜の炎症を緩和させたりと、臨床において良好な結果が得られています。
なお、欧米では目の疲労は脳の疲労でもあるという学説があります。目に入った画像は視床を介して後頭葉に運ばれ、それを前頭葉が認識しています。したがって、脳は画像を注視している間、目と同様に活発に活動しているのです。つまり、目の疲れは脳の疲れであり、脳の疲れを回復させれば、眼精疲労も改善すると言えます。眼精疲労は緑内障に進展する可能性がありますので、注意が必要です。「活脳晴明鍼」は脳血流を増やし活性化させることが判明しています。眼精疲労にも効果的なのです。実際、多くの改善例があります。
活脳晴明鍼の臨床はコチラ>>
活脳晴明鍼は網膜血流を促進させる!
網膜動脈の血流改善は緑内障や黄斑変性、網膜症の悪化や予防に効果があることが定説になりつつあります。
■「活脳晴明鍼」は網膜血流を増加させる
「活脳晴明鍼」による刺激は三叉神経を介して脳の後頭葉から前頭葉に伝達されます。さらに脳幹にも影響を与え、視力を向上させます。また、脳血流も増加させます。脳血流は網膜血流と相関関係があって、網膜血流の増加につながります。恐らアセチルコリンが分泌され、副交感神経が優位になるからでしょう。
緑内障や黄斑変性、網膜症を悪化させる原因のひとつに網膜血流の低下があります。特に緑内障においては眼圧を低く抑えることの他、網膜の血流を促進させ視神経の機能低下を防ぐ必要があります。
「活脳晴明鍼」はレーザースペックルフローグラフィーという網膜の血流を計測できる医療機器を用いた臨床調査で、明らかに網膜動脈の血流を促進していることが判明しました。

この検査により、活脳晴明鍼には緑内障や黄斑変性、網膜症などの網膜疾患に対する効果が示唆されました。
特に緑内障に関しては眼圧も低下していましたので、
効果の程は先ず間違いないでしょう。
小児活脳鍼
当院は小児活脳鍼を併用している治療院です。発達障害やスマホ・ゲーム依存、夜泣き、おねしょ、疳の虫など、小児の精神的な不調に小児活脳鍼をお勧めします!
ついでに頭も良くしましょう!
活脳鍼は前頭葉の血流をアップしますので、学習能力の向上も期待できます!
こんな症状でお困りでしたら、当院の小児鍼をお勧めします!
■オネショの多いお子さん
■夜泣き、疳の虫が激しいお子さん
■寝つきの悪いお子さん
■神経質でイライラしやすいお子さん
■噛み付き癖や歯ぎしり癖のあるお子さん
■胃腸虚弱で下痢や便秘のあるお子さん
■アトピーや喘息、鼻炎のあるお子さん
■風邪を引きやすいお子さん
■他人とのコミュニケーションが取りにくいお子さん
■落ち着きのないお子さん
■言葉がスムーズにでないお子さん
■学習能力が低下しているお子さん
■更に記憶力を高めたいお子さん
また、最近スマホ・ゲーム依存症も大きな社会問題になっています。
不眠やうつ、学力低下、引きこもり、家庭内暴力、社会不適応など、
深刻な状態になっているお子さんもいます。
当院では長い間お子さんの精神的な不調と対峙してきました。
最近はスマホ・ゲーム依存症に対する鍼灸治療も行うようになりました。
但し、スマホ・ゲーム依存症は以前から問題視されていました。
利用する機械がスマホやPCになっただけで、ゲーム機による依存症は昨日今日に始まったものではありません。
当院では小児活脳鍼に依存する気持ちを抑えるような施術を加え、
スマホ・ゲーム依存症に特化した「育成鍼」を開発しました。
ご興味のある方は是非次のタブをクリックしてください。
当院の小児のスマホ・ゲーム依存症対策「育成鍼」を詳しく説明しています。
■小児鍼とは?
小児鍼は2000年以上も前から、行われている鍼灸治療ですが、日本では、戦国時代に曲直瀬道山という漢方医が、日本人の子供に最適な治療体型を確立しました。
小児鍼の歴史はコチラ>>
昨今、脳の急激な成長に伴い、周囲の環境に上手に順応できないお子さんが急増しています。本人は一生懸命様々な刺激に対応しようと頑張っているのですが、行き交う個性豊かな人々の姿、テレビやPCの普及、自動車、飛行機など、昨今の社会環境急激な変化に脳が付いていけなくなってしまっているのです。まさに江戸時代に生きる人間が、21世紀にタイムトリップしたようです。
心の葛藤や戸惑い、それから生じる不安や不満、興奮が精神を不安定にし、やがて身体機能のバランスも崩してしまいます。夜泣きや疳の虫、おねしょどころか、少食や下痢、便秘、アトピー、喘息、花粉症などの肉体的な病気まで引き起こしてしまいます。更に風邪にかかりやすいとか、絶えずオデキや扁桃腺炎に悩むとか、自律神経系や免疫系にも悪影響を与えてしまうのです。
そこで、お勧めしたいのが、当院の小児鍼治療です。
気持ちを穏かににし、自律神経のバランスを整え、免疫力を高めることで、 お子さんのすこやかな成長を手助けします。
夜泣きや疳の虫、おねしょ、少食や下痢、便秘、アトピー、喘息、花粉症、 発達障害の諸症状の緩和、易感染症など、小児鍼の適応症は広きに渡っています。
また、当院は活脳鍼を併用している治療院です。学習能力の向上や記憶力の増強など、前頭葉の活性化も期待できます。
■当院の小児活脳鍼
小児鍼は、生後1ヶ月から行える鍼灸治療ですが、本院では3歳から~10歳のお子さんに積極的に行っております。
当院の小児鍼を受けたお子様に感想を尋ねると、異口同音に気持ちが良かったと答えます。一般的な病院の治療では考えられないことです。それどころか、気持ちが良いので、途中で眠ってしまうお子さんもいます。
どんな子も身体を撫でられれば、気持ちが落ち着いてきますので、当たり前かもしれません。
というのは、使用する鍼が、大人とは異なり、先端が丸い棒のような形態をしているからです。これで全身を撫でるように擦過しますので、治療の途中でウトウトしてしまうことが多いのです。この記憶が頭に残ると、次回の治療が待ち遠しくなります。


また、ちりげの灸と言う小児の虚弱や疳の虫を対象にした灸法も古くから伝わっています。そのお灸を行うツボは、第3胸椎の下で、身柱と呼ばれています。
当院では、身柱にお灸をすることはありませんが、中央が僅かに尖った低刺激性の円皮鍼と呼ばれるものを貼り付けて、その替りとしています。 円皮鍼は、無痛で貼ることができて、しかもお灸に準ずる効果が得られるので、重宝しています。
小児活脳鍼の動画はコチラ>>
小児鍼は多くのお子さんの心や自律神経に働きかけ、健やかな発育をサポートします。お子さんの高ぶっている精神状態を落ち着かせ、脳の機能を向上させることで様々な症状を緩和させます。特に小児の神経質、虚弱、腺病質などに奏功します。
更に円皮鍼を「活脳鍼」のツボのコメカミに貼ると、三叉神経を介して脳の海馬や前頭葉、感覚野、運動野などの血流がアップしますので、各脳野の活性化が期待できます。この血流の増加が発達障害の改善に役立っているのでしょう。
特に前頭葉の血流増加は記憶力や判断力の向上にも役立ちます。
したがって、学習能力の向上にも効果的なのです。
■小児活脳鍼の作用機序
最近は皮膚を擦過することで、皮膚の知覚神経から血管の透過性を亢進したり免疫力を増強する作用のあるサブスタンP(SP)と、血管を拡張したり免疫力を抑制する作用のあるカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)が分泌されると言われています。
血管に作用したSPとCGRPは血流を改善し、リンパ管に作用したSPやCGRPは必要に応じ免疫力を増強したり抑えたりして、免疫力の過不足を調整します。例えば、インフルエンザに罹ったときや外傷で傷口が化膿したときはSPが優位に働き、アトピーや花粉症、喘息などのアレルギー症状があらわれたときはCGRPが働くことで、健康で強い体にするでしょう。
また、皮膚への刺激は知覚神経や脊髄神経を介して脳に至り、SPとCGRPの分泌を促進させることで、脳血流を高め脳細胞の機能を活発にさせたり、間脳の自律神経やホルモン系の中枢を刺激したりすることで生体の恒常性を守ると推測できます。更に皮膚への刺激は、呼吸器や消化器、泌尿器などの内臓を支配する知覚神経や自律神経に伝わり、SPやCGRPの分泌を誘発することで、諸器官の機能を高めたり、諸病からの回復を促したりするでしょう。
また、活脳鍼の刺激は顔面の三叉神経節を介し、視床から大脳に伝わります。
視床は海馬に連絡しているので、短期記憶を向上させる可能性があります。
更に大脳分布している脳神経からSPとCGRPが分泌され、各脳野の機能を高めるでしょうし、特に前頭葉ではアセチルコリンが分泌され、血流を増加させるでしょう。左脳の血流が改善されれば思考力が強まるでしょうし、右前頭葉の血流が増加すれば発想力が開発できるでしょう。
当院は様々な治療法の調査に光トポグラフィーと呼ばれる脳血流をリアルタイムで測定できる検査機器を用いて裏付けをとっています。
次の画像は活脳鍼による前頭葉の血流増加を示しています。

このように活脳鍼を併用すると、学習や運動能力の向上にも効果が期待できます。小児ですので、活脳鍼のツボに痛まない円皮鍼を貼るだけですので、嫌がることはありません。1~2ヶ月間の治療で算数や国語の成績がクラスのトップクラスに入ったとか、駆け足が早くなったとか、喜びの声を親御さんから戴いております。
また、発達障害で小児に多いアスペルガー症候群にも効果が期待できます。
落ち着きが出て、授業中席をたつことが激減したとか、計算や書き取りが早くなったとか、親御様から嬉しいお言葉を戴くことが多くなりました。
このように活脳鍼を取り入れた小児鍼が、当院の特徴なのです。
小児活脳鍼の臨床例はコチラ>>
■小児鍼の歴史…
小児鍼は戦国時代に曲直瀬道山が積極的に小児の健康増進法として勧めました。道三は、医は仁術を実践した漢方医で、現在でもその精神は医学界に生きています。私も尊敬の念に堪えません。
道三は毛利元就の脳卒中の治療のため中国地方に旅立ちますが、その途中、この猛将を果して治療して良いのか悩みます。戦場に復帰させれば、更なる殺戮が待っています。身分の差なく、人の命を大切にしてきた道三ですから、当然の葛藤でした。宍道湖あたりにあった毛利元就の本陣に出向くと、道三の気持ちを見通したのか、元就は多くの者を手にかけた私が救えぬか?但し、私が死ねば更に多くの者が死ぬ。生きて戦のない世界をつくりたい本音を話し始めました。道三の献身的な治療により戦場で指揮がとれるぐらい回復した元就は、ついに宿敵の尼子氏を打ち破ってしまいました。そのころは、敵は皆殺しというのが常でしたが、元就は尼子氏やその一族郎党、そして家臣の命まで助けたのです。間違いなく道三の気持ちをくんでのことでしょう。
このように道三は腕の良い臨床医としても有名ですが、後身のために内科や外科など、様々な分野の医学書を世に送り出しています。その中に、假齢小兒方という小児科の医学書があります。全九集という医学書では小児の健康を守るチリゲ灸を紹介し、その位置まで具体的に説明しています。
その後、江戸時代になり、小児鍼は大阪で爆発的に流行りました。現行の小児鍼に酷似した施術法として発展したのです。私達が行っている小児鍼も、この時代の施術方法を踏襲したものです。小児の手足やお腹、背中、首肩、頭を専用の棒状の道具で少し赤みが出る程度摩り、チリゲというツボ付近やお腹、背中の反応点に円皮鍼を貼り付けたり、温灸を施したりします。これだけで、夜泣きやイライラ、噛み癖、寝つきが悪い、食欲不振、下痢や便秘癖、夜尿、アトピー、喘息などの改善がみられます。
龍勢鍼

痛むところをねらうだけではありません。中枢性感作やDLPFC(背外側前頭前野)の機能を高めますので、慢性的な痛みやしびれに奏功します。
痛みで身体を動かせなくなったら、毎日の生活に支障が生じます。それどころか、好きな買い物も旅行も躊躇してしまうとなれば、人生の楽しみも薄れてしまいます。また、しびれも辛い症状です。素足なのに靴下をはいているようで気持ちが悪い、ベッドから降りようとしても、床に足がついているかどうか解らないので怖くてたまらない、指のしびれでパソコン操作がスムーズにできないなどと訴える方もいます。
頑固な痛みやしびれが長く続くことで抑うつ的になり、自律神経失調症も続発してしまう場合もあります。
西洋医学では長引く痛みやしびれに対しては、消炎鎮痛剤やビタミン剤などの薬物療法、介達牽引や超短波による温熱療法、運動療法、手術などを組み合わせて治療を行っています。ところが、納得できる成果があがっているとは言えません。激しい痛みは遠のいたが、未だに重みやしびれは残ったままといったケースが少なくないからです。
そこで、お勧めしたいのが、当院独自の鍼灸治療「龍勢鍼」です。「龍勢鍼」は、痛みやシビレの原因となっている局部、多くは神経根や臀部、起立筋や腸腰筋の損傷を取り除き、更に脳のDLPFC(背外側前頭前野)の機能を高め、過剰に感じている痛みやシビレを緩和する鍼灸治療です。
したがって、「龍勢鍼」は急性慢性を問わず、腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、分離症、すべり症、変形性腰椎症などによる足腰の痛みやシビレに効果的です。
また、頸椎捻挫(寝違い)、変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア、症頚部脊柱管狭窄症、胸郭出口症候群などによる首や肩、腕や手、背部の痛みやシビレも適応します。長年の臨床で、効果を実感しています。
また、人によっては糖尿病が原因の場合もありますが、「減糖減肥鍼」を併用することで、改善をみています。
「龍勢鍼」を詳しくお知りになりたい方は、下記のタブをクリックしてください。
鎮鳴鍼
主に耳鳴りや難聴を改善させる治療法です。
若い世代では10人に1~2人、しかし、56歳以上では10人に3人以上が耳鳴りを感じているといわれます。また、耳鳴りを感じる人の多くはめまいや難聴も抱えています。
騒音の中で作業をしている人、ヘッドフォンをつけ大音量で音楽を聞いている人は気づかないうちに難聴が進行していることがあります。生活環境を見なおしましょう。
この耳鳴りですが、ほとんど耳の一番奥にある内耳の蝸牛管や前庭、三半規管など音を感じる感覚器官の障害によって起こりますが、長引くと脳の側頭葉にある聴覚野の機能に変調が起こり、耳鳴りを増悪させてしまいます。
急性の耳鳴りで、1~2ヵ月以内に治らないと、慢性化してしまうことが多いようです。恐らく聴覚野に悪い影響が及んでいるのでしょう。
そればかりではありません。耳鳴りに対する不快感を強く感じるようになります。
こうなると、脳の前頭葉の前頭前野の機能が低下している可能性が高くなります。前頭前野は不快感情を抑制し、気持ちを穏やかにするからです。したがって、耳鳴りが気になって熟睡できなったら、前頭前野の血流を高め機能を回復させる治療も必要になるのです。
当院は、軽症から前頭前野に影響が及んだ頑固な耳鳴りに対して、「鎮鳴鍼(ちんめいしん)」という鍼灸治療で対峙しています。「鎮鳴鍼」は内耳だけではなく、脳血流を促進し、耳鳴りや難聴、めまいを改善します。
まず耳鼻科専門医などで検査を受け重篤な病気が隠れていないか確認の上、ご来院をお待ちしています。
「鎮鳴鍼」について詳しくお知りになりたい方は、是非次のタブをクリックしてください。
減糖減肥鍼
糖尿病や脂質異常症、肥満、高血圧症などを併発したメタボリックシンドロームと呼ばれる生活習慣病が対象です。
これらの疾患が問題視されるのは、放置しておくと動脈硬化を促進させ、血管を詰まらせたり出血させたりするからです。この詰まりや出血が脳血管や心臓の冠状動脈で発生したら、命取りの病気になってしまいます。また、腎臓や目の動脈で起こったら、人工透析や失明といった事態に陥ることが危惧されます。特に糖尿病は、動脈硬化を加速させます。神経まで侵しますので、手足に痛みやしびれを発生させることも少なくありません。糖尿病性末梢神経障害と呼ばれる疾患です。
いずれにしろ、一刻も早い治療が望まれます。ところが、これらの生活習慣病は、悪化するまで辛い症状をあらわさないので、多くの人が油断してしまいます。脳卒中や心筋梗塞、眼疾患、腎不全、末梢神経炎などの病気に発展して、初めて怖さに気が付きます。まずは、悪い生活習慣を改め、糖尿病や脂質異常症、肥満、高血圧症を進行させない努力をすべきです。
東洋医学の古い教本である素問霊枢にも、消渇(しょうかつ)という病名で糖尿病に関わる記述があります。遺伝や生活習慣の悪さが原因で身体に熱症状があらわれ、いくら食べても空腹感がおさまらない、水をいくら飲んでも渇きがやまない、更に排尿異常もあらわれるとのことです。東洋医学では、この熱は腎の機能が弱った場合に発生するとされています。これを腎虚と呼んでいます。つまり、東洋医学で言うところの腎は、西洋医学で言う腎臓とは異なり、尿を作るだけではなく身体中の熱もコントロールしていますので、その腎がオーバーワークになると、過剰な熱の発生を抑えきれなくなり、身体中に熱症状があらわれるのです。
その熱が身体の上の方に溜まれば喉の渇きが出て、胃などの中央に溜まれば過食になり、排尿に関係する下腹部に影響を及ぼせば尿が混濁して多尿になるということです。まさに現代の糖尿病を指しています.当院でも糖尿病や脂質異常症、肥満、高血圧症の危険性は以前より認識しています。
そこで、これらの疾患に効果的な鍼灸治療を考案し、臨床により多くの改善例を認めています。

経験的に胸椎や腰椎付近にあるツボには膵臓のインシュリンの分泌を高める作用のあることが判明しています。また、代謝や消化器系の機能に関係する湧泉や照海、太谿、地機、脾兪、胃兪、胃倉、陰稜泉、陽稜泉、尺沢、中?などのツボも使用します。これらのツボを上手く活用することにより、血糖値を低い状態に導くのです。
また、肥満に関しては、確実ではありませんが、耳には食欲を抑えるツボがあります。 更に、経験的に飲食物の胃腸管における通過スピードを速める作用があると言われている、合谷や太衝、豊隆などのツボも利用します。
女性では瘀血(おけつ)と呼ばれる血流不全が代謝障害をもたらしている場合がありますので、血海や天枢、気海、三陰交などの血流を促進するツボにも治療を行います。
基本的にカロリー収支が改善すれば、血中の中性脂肪もコレステロールも軽減していきますし、糖尿病にも効果的です。
更に、高血圧症も動脈硬化を促進する最大の因子ですが、その対策としては、身体の末端である頭や手足に鍼や灸をすることにより、末梢血管が広がり心臓の負担が減ることで血圧の低下をみています。その他、耳の付け根には、俗に白衣高血圧症と呼ばれる自律神経失調からの高血圧に関係するツボもあります。その他、臨床において、唇付近への鍼刺激は、脊髄を下降し、交感神経系を介して腎動脈を拡張することで、血圧を安定させることが示唆されています。
飽食の時代、生活習慣病の一つ、痛風や高尿酸血症で来院される方も増えています。痛風や高尿酸血症は、東洋医学では湿熱症と呼ばれています。この場合、熱症を鎮め、利尿を促すことで軽快をみています。
これら一連の生活習慣病に対する鍼灸施術を「減糖減肥鍼」と呼びます。
また、糖尿病による眼底出血などの網膜症には、「活脳晴明鍼」を併用することで対処しますし、腎症には足や背中の骨際に効果的なツボがありますし、上述したように三叉神経第2、3枝への刺激は、腎臓の機能低下を抑制する可能性もあります。
更に痛みやしびれなどの末梢神経障害には「龍勢鍼」を併用するという対策法があります。
上述の疾患は、不健康な生活習慣を続けることにより発生しますので、他力本願では解決しません。運動や摂取カロリー制限などの自助努力が必要です。
また、糖尿病は様々な合併症を起こすので、間違いなく大きな危険因子になりますが、血圧やコレステロールは、単に低ければ良いというわけではありません。ご自分の生活環境やご年齢を加味して理想を追求する必要があります。肥満に関しては小太りの方が長生きするというデータもあります。 いずれにしろ、困り果てたらスタッフの中に管理栄養士の免許を所有している者もおりますので、食事指導も受けてみて下さい
養精鍼
養精鍼は男性ホルモンの分泌を促進させたり、海綿体の血流を高めたりして、精力減退や性欲低下を改善する鍼灸治療です。

糖尿病や高血圧症、あるいは加齢で動脈硬化が進行している場合は適切な医療が必要ですが、多くは男性ホルモンの分泌低下やストレスによる血行障害です。養精鍼はこのような精力減退や性欲低下に効果的です。ご興味のある方は次のタブをクリックしてください。
温床鍼
温床鍼は脳下垂体に働きかけ、排卵や生理の周期を調整したり、子宮粘膜の血流を正したりして、受胎から妊娠継続に導く鍼灸治療です。
昨今、卵管障害や頸管障害などの器質的な問題がないのに妊娠しないという悩みを抱えている女性が急増しています。多くは生化学的妊娠と思われます。受精しても着床しない、あるいは着床しても継続しないという状態です。鍼灸治療では古くから生殖器の血流を改善し、生理周期を是正し、低温器と高温期のメリハリをつけることで懐妊から出産に導くというという手法を用いています。

温床鍼では更に脳下垂体に刺激を加え性腺刺激ホルモンの分泌を高めることが期待できます。
原因不明で人工授精や体外受精を行っても妊娠に至らないという方にお勧めします。
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復調鍼
新型コロナ感染症の死因の多くは肺炎ですが、血管の内側にあり血液の流れを正常に保つ働きをする内皮細胞が炎症を起こし、脳卒中や心筋梗塞、腎動脈不全などを続発させ、死に至らせることもあります。つまり、新型コロナウイルスは強い抗原抗体反応による炎症が基本的な病理と考えられます。
また、後遺症も持続的な抗原抗体反応による炎症が原因です。つまり、抗原抗体反応による炎症物質、あるいは抗体が脳血管の内皮細胞に炎症を起こさせ、一過性の脳虚血が脳細胞の機能を低下させることで、うつ症状を始め、記憶力低下、ブレインフォグ、不眠、倦怠感などの独特な症状をあらわすと考えています。脳の神経細胞や、その間隙をうめるグリア細胞は虚血に対する抵抗力が脆弱ですので、その可能性は高いと言えます。
当然、脳卒中のような脳細胞が死ぬまでの虚血ではなく、弱まらせる程度なので、CTなどの画像でも痕跡が確認できません。特に脳の前頭葉の前頭前野は行動を実行するために予測や計画を立てるエリアですので、海馬の恐怖体験が前頭前野で冷静に処理できなくなると、悲観的な思い込みが激しくなって、積極的な行動をとる準備ができなくなってしまいます。
更に前頭前野は不快な記憶をトラウマのように留めてしまうと、意欲低下や注意欠陥、放漫、激怒などを伴う高次機能障害を起こしてしまいます。また、前頭前野は痛みの感覚を増幅させる可能性があります。つまり、新型コロナウイルスにより、前頭前野の機能が低下すれば、うつ、記憶力低下、ブレインフォグ、不眠、倦怠感、全身痛などの症状があらわれるのです。
また、新型コロナ後遺症の炎症は全身に及びます。動脈は身体中に張り巡らされていますので、どこが炎症を起こしたとしても不思議ではありません。喉でも気管でも、心臓でも、舌、腎臓でも炎症が残るのです。サイトカインストームは新型コロナ後遺症に限らず、リウマチや潰瘍性大腸炎、心筋梗塞、腎不全などを引き起こす誘因にもなっています。
つまり、新型コロナ後遺症は感染により様々な組織に障害を与えるので、様々な症状をあわわすということです。この根本的な原因は、サイトカインの放出が続いているからでしょう。サイトカインは免疫増強物質ですが、新型コロナウイルスなどの病原体が排除されたら速やかに分泌を抑えなければなりません。正常な組織を痛めてしまうからです。これを免疫の暴走と呼ぶ人もいます。内皮細胞や組織の炎症はサイトカインの持続的な放出、つまりサイトカインストームが原因の多くを占めています。
当院は復調鍼という鍼灸治療で新型コロナ後遺症と対峙しています。復調鍼は前頭葉の血流を高め、背外側前頭前野の機能を正常化させことが期待できる活脳鍼をベースに、炎症や痛みを軽減させることが期待される迷走神経や味覚、聴覚、視覚、皮膚感覚に影響をあたえるツボに鍼刺激を与えます。
快鍼
花粉症の発症率は年々増加し、今や国民の2人に1人の割合といいます。あきらかに国民病となってしまったのです。
諸外国も同様、環境整備のととのった北欧でさえ、この花粉症には手をやいています。
但し、抗原となる花粉は杉ではなく柳だそうです。
いずれにしろ、この手のアレルギー疾患は世界的問題となっているのです。
そして、この問題が根深いのは、確実な予防法や治療法がないという現実があるからです。
ことに免疫に関係する疾患は薬の効かせ方がとてもむずかしいのです。
そこで、ご紹介したいのがアレルギー疾患の改善を目的に開発された鍼灸施術の快鍼です。
もともと鍼灸のアレルギー疾患に対する効果は定評がありますし、WHO(世界保健機構)でも、喘息や鼻炎、湿疹、リウマチなどを適応症に挙げています。
快鍼は迷走神経に働きかけ炎症を緩和するツボや、経験的に効果が認められている一般的抗アレルギー作用のあるツボを利用して、完成度を高めています。
花粉症やアレルギー性湿疹、喘息、あるいはリウマチなどの膠原病に効果を示します。
ご興味のある方は下記のタブからお入りください。
当院が自信を持ってご紹介できる当院独自の施術法の数々です。
当院独自の施術法







接骨
※本ホームページは顧問医の監修のもとに制作されました。
鍼灸治療と併用して漢方薬や和漢サプリメントも利用できます

併設漢方薬店
「なかよし漢方堂ショップ」のご案内
同建物の1階に漢方薬店を併設しています。ご希望に応じて、症状や体質にあった漢方薬や和漢サプリメントをご提案しています。
ヒトデやアワビの貝殻、緑豆の商品も取り扱っています。
体質や症状に合わせて杞菊地黄丸、苓桂朮甘湯、五苓散、二至丸、加味逍遙散など
当院のご案内
りゅうえい鍼灸治療院 一般鍼灸部
【受付時間】 | 午前 10:00~12:30 午後 14:30~18:30 |
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