龍勢鍼の臨床 喜びの声

過去に龍勢鍼を受けられた患者様より、ご感想を頂戴しておりますのでご紹介いたします。

●N・Yさん 76歳 女性

明け方、急に顔面に違和感を覚えたので、飛び起きて鏡を見ると、明らかに左顔面が歪んでいます。力を入れても、左の目も唇も閉じることができません。それどころか、激しい痛みが間歇的にこめかみから上あごや下あごにかけて走ります。そこで、その日の朝、皮膚科を受診すると、ヘルペスウイルスの感染症かもしれないということで、血液検査をしたり、抗ウイルス剤や鎮痛剤、精神安定剤などを処方されたりしました。数日経つと、左の耳の下に発疹があらわれました。それを見た医者は、診断に間違いなかったと言い、ラムゼイハント症候群という難しい病気に罹っていることを告げられました。その後1ヶ月ぐらいで痛みや発疹は消えましたが、左顔面の歪みは一向に改善しません。涙は絶えず流れ、口からはよだれがこぼれてくる状態です。
自分の変わり果てた顔を見るたび、絶望感に苛まれました。そこで、漢方専門薬局の薬剤師からの紹介で、りゅうえい治療院を受診しました。

担当者より初診時、見るからに心身が疲弊していることが解かったので、活脳鍼のツボに円皮鍼を張り付けた。その後、一般鍼灸治療の他、三叉神経や顔面神経が支配する顔面や頭部、肩のツボに施術した。更に背骨と肩甲骨の間のツボにも施術した。このあたりに顔面神経痛や麻痺の反応があらわれることが多いからだ。1週に1回、1ヶ月ほどの治療で涙やよだれの量が激減した。特によだれの改善は顕著で、口を完全に閉じることが出来るようになったので、全くこぼれなくなっていた。その後、約3ヶ月の治療で、自力で顔面の筋肉を動かすことができるようになり、顔の歪みが殆ど解消した。現在、涙目になりやすいということで、健康管理を含め、1ヶ月に1~2回の治療頻度で通っている。

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