龍勢鍼の臨床 喜びの声

龍勢鍼を受けられた患者様より、ご感想を頂戴しておりますのでご紹介いたします。

N・Nさん 29歳 男性

以前から腰や臀部に痛みを感じていましたが、近所の整形外科でもらった湿布薬や痛み止めで紛らわしていました。調理師という仕事柄、重いものを持ったり、前かがみの姿勢が多かったりということが腰椎椎間板ヘルニア発症の主たる原因ではないかと思います。その後、増悪を繰り返し、3年前ぐらいから持続的に腰から左足の甲までの痛みとしびれを感じるようになってしまいました。都内の総合病院で検査すると、腰椎椎間板ヘルニアであることが判明しました。そこで、腰のブロック注射を何度か受けました。ところが、直ぐに痛みがぶり返してしまうし、しびれには全く効果がありません。ブロック注射を行った医師からは手術を勧められるまで悪化してしまったのです。手術は避けたいので、評判の整体師の治療を受けることにしましたが、それでもしびれは解消しません。そこで、鍼灸治療に活路を求め、来院することにしました。

担当者より慢性化しているので、中枢性感作も考えられ、まずは活脳鍼のツボに円皮鍼を貼りつけた。次に坐骨神経の機能回復を期し、坐骨神経根近くまで鍼を刺入した。血流改善と鎮痛、消炎を目的にしている。患部の血流が良くなれば、圧迫を助長する炎症性浮腫が軽減し、神経機能が強化されることで、多少の圧迫には耐えられるようになる。案の定、その後4~5回ほどの治療で殆ど痛みもしびれも取れた。現在、良い状態を維持させるため、1ヶ月に1度の割合で来院している。