龍勢鍼の臨床 喜びの声

龍勢鍼を受けられた患者様より、ご感想を頂戴しておりますのでご紹介いたします。

W・Kさん 58歳 男性

両足の痛みとしびれが辛く、来院しました。病院のMRIによる検査では、腰部脊柱管狭窄症という診断結果で、痛みは太ももの後ろ、しびれはつま先まで達していました。10分程歩くと痛みが強くなって、それ以上歩くのが困難になるのですが、しばらく腰掛けて休むと楽になり、また歩けるようになるといった状態でした。そこで、りゅうえい治療院で治療を受けてみることにしました。

担当者より典型的な腰部脊柱管狭窄症の症状である。脈を診ると、肝虚、舌は紫がかっている。また、腰から足にかけて蜘蛛の巣状に血管が浮いて見える。明らかに血流が悪いのがわかる。そこで、肝虚に応ずる一般的な鍼灸治療を施した。さらに腰椎の神経根に届く鍼も行った。また、瘀血(おけつ)という血流の悪化症状もあったので、足腰のツボにお灸も行った。更に蜘蛛の巣状に血管が浮いたところに太目の鍼を刺すと、出血させる意図はなかったが、自然にドス黒い血が流れた。うっ血していると、このような現象が起こりやすい。一通り治療をした後、何となく足が軽くなった感じがすると感想を述べていた。1回目の治療で何らかの好転がみられれば、診立ても治療方法も間違っていない。あとは継続するのみ。同様の治療を週に1回行い、4週程経過した頃には、痛みもしびれもほとんど感じなくなっていた。歩行距離ものび、通勤するのも来院するのも楽になったと言っていた。

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