龍勢鍼の臨床 膝の痛み

症状 膝の痛み

今回の臨床報告は、膝の痛みで来院されておりますAさんのお話です。
初めに来院された時はうつ症状で来院されました。私が治療に携わってからはそのような症状を訴えることはありませんが、仕事が忙しいせいか、疲れている様子は伺えます。
膝の痛みは当初からありました。学生時代から運動をよくされていたのでそのせいかもしれません。正座をすることは難しく、疲労が溜まると、より痛みは強く感じられるそうです。
約二週に一度のペースで来ていただいて治療を施しています。
前回の治療では、今までで一番調子が良いという嬉しいお言葉を戴きました。治療を重ねる内に少しずつ調子が良い気がするとおっしゃっていましたが、このときのAさんの笑顔を見た瞬間、治療方法がピッタリだったと一安心しました。
膝が曲がりやすくなり調子が良かったので近くのジムで運動をしたそうです。「久々にいい汗をかきました」とおっしゃっていました。

膝の痛みは、もちろん局部の損傷により痛みが出るため、局所治療も施しますが、その痛みを感じている神経にもアプローチしなくてはなりません。当院では、神経強化を行うための治療も施します。
しびれや痛みといった症状は、何ともいえない異常感覚でもありますし、病院へいってもとりあえず薬を処方されて経過観察といったことが多いようです。当院でいらっしゃる患者さんの中にも何年もそれらの症状で悩まされている方々は非常に多くいらっしゃいます。
また、脳にそれらの症状の記憶がこびりついてなかなか取れないといった中枢性感作も考えられます。その場合は当院独自の鍼治療である活脳鍼も行います。私達の行う活脳鍼は脳卒中後遺症の患者さんだけでなく、多岐にわたる症状に対しても有効に働きかけます。

膝の痛みでいらっしゃっている患者さんの多くは、調子がすごくいいということで養生的に来院されています。月に一度のペースでも健康維持ができますし、特に遠方の方はご自信のスケジュールに合わせて来院されることもあります。当院の治療で喜ばれている声を皆さんに届けられるように、日々ブログの更新をしていきたいと思います。