鎮鳴鍼の臨床

突発性難聴

Nさん

今回の臨床報告は、当院に5年程通院頂いているNさんのお話です。
主訴は難聴で、その日の体調に合わせた治療を行っております。
しかし先日、良かった方の左耳が突然聞こえなくなり、お医者様から「突発性難聴」と診断されました。処方されたお薬への不安や、耳が突然聞こえなくなってしまった精神的ストレスで、大変落ち込んだご様子で来院されました。
そんなNさんのお話に、龍榮先生は一つ一つ不安を取り除くように応えてらっしゃいました。
そして、治療を始めて数分、先生が悪くなってしまった左耳に話しかけると、なんとお話に答えられるNさん。先生が「今、聞こえてますよね?」と確認すると、「本当だ!」と大変驚かれるNさん。その一部始終を拝見させて頂いていた私も大変驚きました。大声で喜ばれていたNさんを見て、私も大変嬉しく思い、また改めて鍼灸の力は凄いなと実感致しました。
いろんな症状でお困りの患者様に、少しでもお力になれるよう、また気を引き締めて、日々精進していきたいと思います。

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