活脳晴明鍼の臨床

症状 緑内障 首・肩の凝り

Iさん 男性

<来院までの経緯>
仕事でフォークリフトやクレーンなどの重機を運転し、上を向いて作業をすることが多く、普段から右肩こりで悩んでいました。コンタクトレンズ処方のため眼科を受診した際に、初めて緑内障で視野狭窄が進んでいることを医師より指摘されました。インターネットで自宅の近所で肩こりと緑内障を同時に治療をしてくれる治療院を検索して、当院に来院しました。

<治療前の状態>
肩こりがあり、常に首の後ろ側が重く張っているような感じがするとおっしゃっていました。確かに首や肩、背中がパンパンに張っていました。

<初回の治療>
首肩こりの強い部分に鍼を行い、背中や足に鍼にもぐさをつけて体を温める灸頭鍼を行いました。さらに指圧や散鍼と呼ばれる手技で全体に体をほぐすように治療を行いました。Iさんは治療中、気持ちよくなってウトウト眠っている様子でした。緑内障に対しては、手にあるツボにお灸をして、さらに自宅でもお灸を1日1回行うように指導をして治療を終えました。

<その後の経過>
月に1回程度来院されていますが、仕事でクレーンなど上を見る作業が長く続いても肩こりを感じにくくなったとの事でした。緑内障も投薬を続けながら様子をみていますが、視野狭窄は進行せず、現状を維持できているとのことでした。