小児活脳鍼の臨床

小児鍼治療による症状改善例

今回の臨床報告は、小児鍼による症状の改善例を報告します。症状は、夜尿症が長く続いていることと、半年前からチック症状が出ているとのことでした。初診時、はじめての小児鍼治療でしたが、不安がらずに落ち着いて施術を受けていました。治療の最中に痛いものではないとわかってくれたのでしょう。当院の小児鍼は、先の丸い棒状の形「鍉鍼」(ていしん)で皮膚を擦るような方法で行います。痛みはなく気持ちが良いと思えるような施術で、お子さん達からも喜ばれています。

二回目にいらしたときに体の様子を聞いたら、チック症状が取れ、夜にトイレに行くことなく朝まで眠り続けたとのことでした。お子さんにも体の変化を実感してもらえたようで、積極的に治療を受けてもらえました。その後も、継続的に治療を行い状態はよいとのことです。 小児鍼は、疳の虫や発達障害などにも効果を発揮します。鍼灸治療は、本来の自然治癒力を高める効果もあるので、病気しがちな子供でも鍼灸治療を続けることで、丈夫に成長することができます。医薬品を服用するよりも安全な鍼灸治療で症状の改善を得られるほうが、親御さんやお子さんも安心でしょう。