白内障対策、鍼灸という新たな選択肢!

白内障でお困りでしたら、お気軽にご相談ください。当院は多くの臨床例があります。

加齢とともに視力で悩む方が増えてきます。老眼はその最たるものですが、白内障で日常生活に支障をきたしている方もいらっしゃいます。

当院は長きに渡り活脳明目鍼(かつのうめいもくしん)という鍼灸治療で白内障と対峙してまいりました。眼球の血流を改善しますので、白内障の進行を穏やかにする効果が期待できます。実際、進行が止まり手術の心配がなくなったと、喜びの声を戴いております。なかには視野が明るくなり、物が見やすくなったという方もいらっしゃいます。

是非、眼科の治療とともに当院独自の活脳明目鍼も試してみてください。

特に次の1~4にあてはまる方、お電話をお待ちしております。

  1. まだ初期のうちだが手術はイヤなので、可能な限り延ばしたい
  2. 白内障によりピントがあわない、まぶしい、目の疲れ、視力の低下などで困っている
  3. 白内障の手術のあとに目の乾燥、まぶしい、見にくいなどの症状が残っている
  4. 虫のようなものが飛んでいるように見える(飛蚊症)

では、活脳明目鍼の白内障に対する作用や効果をご説明する前に、白内障に関する基礎知識ついて触れておきます。

白内障とは?

白内障をひとことで言えば、水晶体が変性して白く濁って硬くなってしまう病気です。進行すると次の画像のように水晶体の白濁が瞳を通して見えるようになります

白内障

健康な水晶体は無色透明で柔軟性があります。物を見るとき、水晶体に付いている筋肉が緊張したり弛緩したりして水晶体の厚み変化させることでピントを合わせています。まさにカメラのレンズの役割を果たしています。

眼球のメカニズム

ところが、白内障になると水晶体が白く混濁するとともに硬くなるので、ピントの調整機能が低下して、景色がぼやけて見えるようになります。

正常な眼球と白内障の眼球

また、白内障になるとまぶしく感じることもあります。混濁した水晶体に入った光は散乱してしまうからです。

因みに目の前を虫が飛んでいるように見える方もいます。飛蚊症です。白内障の初期ではないかと心配してしまうかもしれませんが、これは水晶体の後ろにある硝子体の濁りが原因なので、特に視力に影響を及ぼしません。白内障と同じように加齢が大きな原因となっていますので、白内障の症状と勘違いしてしまうのでしょう。体調が良いと気にならなくなります。

但し、稀に網膜剥離などの重篤な目の病気が潜んでいることもあります。悪化するようでしたら、眼科の診察を受けましょう。 では、次に白内障の原因についてです。但し、可能性があるだけで、明確ではありません。まず間違いないのは加齢です。

原因

白内障の原因の90%は加齢によるものと言われています。年をとると誰にでも起こり得る老化現象のひとつと言えます。

白内障の老人

その他、紫外線や喫煙、糖尿病、アレルギー、副腎皮質ホルモンの長期使用、遺伝も原因として挙げられます。

これらの原因が元になり、結果的に水晶体を構成するタンパク質が酸化され、白濁したり硬化したりします。酸化とは物質が酸素と結合することで、身近の現象としては、鉄がサビたり、燃えたり、果物が赤く変色したり、油が劣化したりすることです。

そこで老化による白内障ですが、加齢とともに発症する確率が高まりますので、加齢性白内障と呼ばれています。水晶体のタンパク質のクリスタリンが酸化され、次第に白く変性するのです。その酸化を抑制しているのがグルタチオンよ呼ばれる酵素です。

また、クリスタリンは、透明性光の屈折率を高める役割があります。このクリスタリンの量を補充しているのが、脂質分解酵素です。この酵素が水晶体の細胞中のミトコンドリアや小胞体に作用して、クリスタリンを合成します。

ところが、加齢とともにこれらの酵素の分泌量が減ったり、質が落ちると、健全な水晶体を維持できなくなってしまいます。新陳代謝を高め、水晶体の機能を温存させなくてはなりません。

次に紫外線ですが、赤道や高地、オゾンホールが近い高緯度付近に多いことが知られています。

日本は中緯度なので、比較的紫外線量は少ない方です。また、東洋人は瞳が黒、あるいは茶なので、青い目の西洋人に比べたら水晶体に届く紫外線量は少なめです。 但し、日本人はサングラスをかける習慣があまりないので、1年を通じて紫外線による白内障発症のリスクがあります。

日光

タバコは活性酸素を発生させ、水晶体を酸化変性させてしまう恐れがあります。

糖尿病で血糖値が高いと、余分な糖が吸湿性の高いソルビトールという物質に変化します。このソルビトールが水晶体に蓄積することで膨張し、水晶体の組成が変化することで透明度が失われます。

更にソルビトールは糖化反応を起こし水晶体のタンパク質を変性させるため、透明度や柔軟性が失われます。糖化反応はメイラード反応とも呼ばれ、老化の元凶とされています。40~50代でも発症し、急速に進行する特徴があります。

糖化反応は焦がすという意味あいがあります。トーストでもコーヒー豆でもほんのり焦がすと糖化反応で味も香りも良くなります。ところが、これが水晶体内で起こると大変なことになってしまいます。焦がされてしまうのですから当然です。水晶体が目玉焼きの白身のように熱で白く濁ってしまったら一大事です。

アレルギーとしては、その炎症が水晶体に及ぶことで発症するとされていますが、定かではありません。

遺伝的な要素も発症に関係しています。両親が若くして白内障になってしまった場合、その子供も発症のリスクが高まります。

このように主たる白内障の原因は老化ですが、様々な誘因が白内障の発生に拍車をかけているようです。

では、その予防です。

予防

普段の生活習慣により、ある程度白内障の進行を抑制することができます。例えば、目の中に紫外線を取り込まない対策として、普段からサングラスや帽子で眼を保護する、喫煙を控える、糖尿病を引き起こしにくい食生活を意識することなども重要です。

また、適度な運動や十分な睡眠、ストレス回避も必要です。これにより血流を高め、自律神経を調整し、老化を可能な限り抑えるのです。更にビタミンCやビタミンE、カロチン、ポリフェノール物質などの抗酸化物質の摂取も役立つでしょう。 次は本ホームページの核心です。活脳明目鍼の考えられる作用をご説明します。

東洋医学における白内障の対処法

古くから白内障の鍼灸治療は行われてきました。昔は白内障を白底翳(しろそこひ)と呼んでいました。瞳が白く濁るので、その名がつきました。白濁した水晶体が瞳孔を通して白く見えるのです。因みに緑内障は青底翳(あおそこひ)です。瞳が青く見えるからです。

漢方薬も積極的に投与したようです。代表的な漢方薬は老化症状の改善に用いられる八味地黄丸や杞菊地黄丸、アワビの貝殻の真珠層を利用した石決明散などが知られています。その他、カイコを乾燥させた白僵蚕と呼ばれる生薬も底翳の類に利用されていたそうです。

また、平安時代には手術も行われていました。日本最古の古典医薬書「医心方(いしんぽう)」には明確に手術の方法が記載されています。 医心方は西暦984年に御典医の医博士、鍼博士でもあった丹波康頼(たんばのやすより)が編纂しました。現在国宝になっています。

丹波康頼

その術式は江戸時代まで綿々と受け継がれました。

白内障手術としては、三稜鍼というメスに似た鍼で水晶体を固定しているチン小体を切断し、濁った水晶体を硝子体の中に落していたとの説明があります。濁った水晶体は光の通り道からはずれるので、良く見えるようになりますが、ピントは合いません。水晶体が用をなさなくなりますので、当然です。メガネで遠近の調節をすることもあったようですが、効果の程は定かではありません。

眼球

また、麻酔もしないで手術をしていました。かなり乱暴な方法ですが、盲目から脱出できますので、患者さんの喜びもひとしおでしょう。

但し、落ちた水晶体が光りの通路を邪魔しなければ良いのですが、たまに途中で引っ掛かり、視野の上はクッキリ見えるが、下の方は見えないという失敗例もありました。更に抗生物質もない時代、術後の感染症も問題になりました。

では、鍼灸治療による白底翳対策は?というと、同じく医心方に眼疾患の治療法が記載されています。使用するツボは晴明、瞳子髎、巨髎などで、鍼を刺す深さまで事細かく説明しています。

その他、視力低下には臨泣、目窓、脳戸、角膜炎には丘虚などのツボも繁用されていたようです。鍼灸師は眼疾患の治療の際、頻繁にしていますので、すぐにツボの位置が頭に浮かぶでしょう。

顏のツボ

その後時代は流れますが、同じような要領で鍼灸治療を施してきました。鎌倉、室町、戦国、安土室山、江戸時代の記録にも医心方の心得が残っています。

どの時代の治療家も目的は進行を遅らせ、視力を維持させることに専念しました。

現代鍼灸の考え方も同じです。白濁した水晶体を透明にすることは不可能ですが、進行をおさえたり、視力を維持させることは可能です。昨今、多くの鍼灸師が白内障に対する鍼灸の改善例を報告しています。医心方のお陰です。

東洋医学の理論として、白底翳は肝と腎の精気が不足し、目を滋養できなくなることから発生するので、肝と腎の機能を補うことが治療の原則となると言っています。

肝と腎の機能改善を平たく言えば、自律神経の調整と血流改善、そして老化抑制となります。

活脳明目鍼の白内障に対する作用

実際、当院も活脳明目鍼を応用して治療成果をあげています。

活脳明目鍼とは、顔や頭にあるツボを利用して自律神経のバランスを整えたり、血流を改善させること目的とした鍼灸治療です。勿論、医心方のツボも大いに活用しています。

更に独自に開発した側頭部にあるツボや、手足や首、肩、背中、お腹にある肝と腎に関係し、眼の機能を高めると言われているツボも加えます。側頭部の新しいツボは夜間視力を改善する作用が期待できます。これらの手技で自律神経の調整ばかりか全身の血流が良くなり新陳代謝が亢進します。

この活脳明目鍼ですが、脳卒中の後遺症に効果的な活脳鍼を元に開発されました。活脳鍼の治療を行っているうち、緑内障の進行がおさまったとか、白内障の視力が向上したなど、眼疾患の改善が認められたことが発端になり、活脳明目鍼を本格的に難治な眼疾患に応用することになりました。

そもそも活脳明目鍼は顔や頭に分布する三叉神経を強く刺激しますので、目に何らかの影響を与えることは容易に推測できます。

実際には活脳明目鍼は眼の周囲のツボや頭頂部。その他、口の周りや耳の付近のツボも加えますので、顔面神経や迷走神経にも影響を与えます。

これらの刺激が眼を栄養する血管を拡張させ、眼球の血流を促進させていると推測されます。

つまり、眼を栄養する血管は内頚動脈→眼動脈→網膜中心動脈、毛様体動脈と流れています。網膜中心動脈は網膜、毛様体動脈は毛様体やチン小体、水晶体を栄養しています。したがって、網膜血流が増加すれば毛様体への血流も増加し、水晶体の新陳代謝が高まり栄養状態を改善することが期待できるのです。

活脳明目鍼が網膜血流を高めることはレーザースペックルフローグラフィーという網膜血流を計る医療器を用いた調査で証明しています。

下の写真はレーザースペックルフローグラフィーで、その下の画像がレーザースペックルフローグラフィーによる網膜血流の描写です。活脳明目鍼後、明らかに血管が太くなり血流増加が認められます。この症例は緑内障も併発していましたので、根気強い鍼灸治療が求められました。

レーザースペックルフローグラフィー
レーザースペックルフローグラフィー調査

このように活脳明目鍼が白内障に効果があるのは、水晶体の血流がアップし、新陳代謝を亢進させているからでしょう。新陳代謝が高まると水晶体内の白濁を抑えるグルタチオンや脂質分解酵素などの働きも活発になり、透明度を維持させるように仕向けると考えられます。

活脳明目鍼を詳しくはコチラ>>

また、毛様体筋の機能も高まりますので、ピントが合いやすくなるでしょう。

更に網膜の機能が向上しますので、光の有効利用が期待できます。白濁した水晶体は光の透過率が乏しいのですが、網膜の機能が高まれば、減弱した光でもキャッチできます。夜間視力の改善が期待できます。

漢方薬の八味地黄丸や杞菊地黄丸も同じような作用機序が考えられています。

事実、活脳明目鍼を続けている方の喜びの声では、目のぼやけや疲れ目が解消したとか、暗い部屋でも物が良く見えるようになったとかおっしゃる方もいらっしゃいます。

飛蚊症に関しては、脳の興奮を緩和し、自律神経を調整することで、ある程度改善させることは可能です。頻繁に虫が飛ぶ日もあれば、まったく虫が見えない日もあるはずです。これは心身共に健康な状態だからです。飛蚊症自体は治すことはできませんが、あまり気にならなくなります。

では、最後に現代医学における白内障の対処法に触れておきます。

白内障の検査と標準治療

検査

視力検査

白内障の一般的な症状は、物が見にくくなるということです。光の通り道にある水晶体が濁るので、網膜に入る光の量が減ってしまうからです。

したがって、眼科では通常の視力検査の他、メガネを使った矯正視力も測定します。しっかり見えれば問題ありませんが、視力が落ちていれば、白内障を疑います。

近視でしたら、矯正すれば細かいところまで見えますが、白内障になっていれば矯正視力は向上しません。

また、薄暗くした部屋で視力検査をする場合もあります。白内障があると、夜間の視力が低下するからです。

細隙灯顕微鏡検査

細隙灯顕微鏡検査は、収束された明るい光を目に当てて、水晶体を顕微鏡で調べる検査で、水晶体の透明度や濁りの度合いを判断できます。白内障になると、光が正常に屈折せず、乱反射や散乱が起こりますので、光がまっすぐ通らなくなります。

治療

内服薬

チオプロニンという内服薬が利用されています。水晶体のタンパク質の変性を抑える作用がありますが、個々により効果のあらわれ方が異なるということで、使用頻度が薄れています。

点眼薬

ピレノキシンまたはグルタチオン

白内障による水晶体の濁りを改善するわけではありませんが、進行を食い止める作用はあります。内服薬と同様、個々により効果が異なり、ピレノキシンもグルタチオンも水晶体のタンパク質の変性を抑制します。グルタチオンは生体で生成される抗酸化物質で酸化反応を抑えます。

手術

白内障手術は白濁した水晶体を取り除き、人工のレンズに置き換えることで視力を回復させる手術です。多くの方が視界が明るくスッキリしたとの感想を述べています。手術の効果は素晴らしいものがあります。

また、麻酔は局所で済みますし、手術器具も進化していますので、日帰りができるぐらい短い時間で終わります。但し、手術の成功は熟練した技術に頼ります。

白内障手術

患者側の注意としては、術後数週間はうつ伏せ寝を禁じています。人工のレンズの位置がずれてしまう恐れがあるからです。

手術のデメリット

白内障の手術により視界が晴れて、物が良く見えるようになるという大きなメリットがありますが、光が入り過ぎてまぶしく感じたり、ピント調整にメガネが必要になったりとデメリットもあります。

まれに術後の感染症も起こりますので、主治医の指導を守らなければなりません。

手術しないで経過観察

多少視界がか霞んだりぼやけがあっても、仕事や家事に支障がない場合は急いで手術をする必要はないとされています。但し、車の運転など、事故につながる恐れがあったら、進んで手術を受けなければなりません。医師と相談しながら自分の生活環境に合わせ、決断しましょう。

このような状態のときが活脳明目鍼を併用することをお勧めします。

当院は白内障の鍼灸治療を得意とし、多くの改善例がありますが、それでも全員にはてはまるわけではありません。

なかには進行を止められない残念なケースがみられます。

まずは1~2ヵ月治療することで、視界がクッキリする、あるいは夜間の視力が改善するなど、目に良い変化を感じるようでしたら継続的な治療をお勧めします。

白内障は終生付きまとう眼疾患だからです。油断をすると元も子もありません。

また、活脳明目鍼だけに頼ることは賢明ではありません。必ず眼科の検査や治療も続けてください。

眼科の治療効果を相乗的に上げるのが、当院の鍼灸治療なのです