りゅうえい健康通信―食養生 暑さの影響で起こりやすい脳梗塞
脳梗塞の引き金は動脈硬化
脳梗塞は脳の病気という印象ですが、血管の障害によって発症する病気です。
脳の血管が詰まったり、細くなったりして血流が途絶えることで発症し、脳細胞が壊死してしまうために、様々な後遺症を引き起こします。
脳梗塞は夏にも多いといわれています。理由は、汗をかくことで血管内の水分が不足し、血液の粘り気が高くなり、その結果、血管が詰まりやすくなるからです。夏本番はこれからです。
熱中症だけでなく、脳梗塞の予防のためにも、こまめな水分補給を心がけ、脱水に注意しましょう!
脳梗塞を防ぐ食生活
脳梗塞の原因の主な原因として動脈硬化があげられます。
動脈硬化とは、高血圧や糖尿病などにより血管に負荷が掛かることで、血管が硬くなり弾力性を失った状態のことです。
脳梗塞を起こすと生命にかかわることが多く、手足の麻痺や言語障害などの後遺症を残すことが多い病気です。
起こさないようにするには、糖尿病や高血圧と同様、コレステロールに注意した食生活が大切です。
①肉より魚を中心に
お肉や油を使った料理を控え、DHA、EPAなどの体内で固まりにくい脂を多く含む魚(マダイ、サバ、ブリ、サンマなど)を積極的に食べましょう。
②良質のたんぱく質を
納豆、豆腐、豆乳などの大豆製品でたんぱく質を摂りましょう。
③野菜、ゴマはたっぷりと
色の濃い野菜やゴマなど抗酸化作用の高い食品をしっかり食べましょう。
④血液サラサラにする玉ネギ
玉ねぎには血圧を下げるケルセチンや血の流れを良くするサイクロアリインやイソアリインが多く含まれています。特に栄養価の高い薄皮も一緒に摂れるように皮つきのまま1/4程度を、軽く塩味をつけた500mlの水で20分間煮て、その煮汁を飲むと効果的です。
詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。